勉強の効率化5 漢文


小学校と中学校では国語ですが、高校からは教科としての国語が、授業としては現代国語と古典に分かれます。

さらに古典は漢文と古文に分かれます。


ここでは、漢文です。


既投稿「才能を見出してくれた御住職」に書いたように小1から檀家になっている寺で、

曹洞宗の教本を見ながら、御住職に唱和して

お経を読んでいました。

それで漢文は小5で書き下し文にできました。


漢文は、四書五経と漢詩です。

四書は論語、大学、中庸、孟子、

五経は易経、書経、詩経、礼記、春秋

ですね。

書き下し文にできれば、出題文は長くないので問題はないと思います。


漢詩は五言絶句(5字4行)、七言絶句(7字4行)、五言律詩(5字8行)、七言律詩

(7字8行)があります。

各々、一つくらい知っているといいです。


できれば、古文にも出て来るモノが、古典の複合問題対策、まとめ学習、ついで学習にもなります。


五言絶句は杜甫の「絶句」

 江碧鳥愈白

 山青花欲燃

 今春看又過

 何日是帰年

を覚えました。


七言絶句は李白の「白帝城」

 朝辭白帝彩雲間

 千里江陵一日還

 兩岸猿聲啼不住

 軽舟已過萬重山

を覚えました。艦上偵察機「彩雲」の「我に追いつくグラマン無し」という電文が好きだったからです。


五言律詩は杜甫の「春望」

 國破山河在

 城春草木深

 感時花濺涙

 恨別鳥驚心

 烽火連三月

 家書抵萬金

 白頭掻更短

 渾欲不勝簪

です。


松尾芭蕉が「奥の細道」の平泉の段で、杜甫の春望を思い出して「国破れて山河あり、城春にして草青みたり、傘打ち敷きて、時のはつるまで泪を落とし侍りぬ」と書いてます。

1189年の奥州合戦で、平泉で栄華を誇っていた奥州藤原氏は、源頼朝の大軍に敗れて滅亡しました。そして芭蕉は「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」の句を詠みました。


衣川が北上川に合流する辺りに衣川の柵があったので、前九年の役のことも念頭にあったと考えています。

大学2年の時、早大生の友人と松島に泊まった翌日、平泉に行き、衣川の柵があった場所を見ました。雑草が生い茂っているだけでした。


七言律詩は白居易(白楽天)の「香鑪峯下新卜山居」です。

 日高睡足猶慵起

 小閤重衾不怕寒

 遺愛寺鐘欹枕聴

 香鑪峯雪撥簾看

 匡廬便是逃名地

 司馬乃爲送老官

 心泰身寧是歸處

 故郷可獨在長安


この漢詩では、特に3〜4行目が有名です。

清少納言「枕草子」にも4行目が以下のように登場します。


雪のいと高う降りたるを例ならず御格子まゐりて、炭櫃に火おこして、物語などしつ集まりさぶらうに「小納言よ。香炉峰の雪いかならむ」と仰せらるれば、御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ。


清少納言が仕えている中宮定子の問いかけに対して、白居易の詩を踏まえて、簾を上げさせたので、中宮様が満足されました。

主従ともに白居易の詩を知っていたということですね。


東大じゃなくて、東大寺大仏殿、笑い🤣