家庭教師の相手は、麻美という高1の可愛い子です。幼稚園から大学までエスカレーターの女子高生です。


彼女はグループ F L  K の追っかけでした。


12時間ですが、宿題代行業は1時間で片付くので、後半は雑談です。

最初の頃はずっとテレビを付けっ放しでした。彼女のお目当ての番組は、宿題をやっている間に終わります。

しばらくすると、その番組が終わると、テレビをオフにするようになりました。


成績について、訊いてみました。

5段階評価で4が多く、5と3が同じくらいでした。追っかけしてるので、普段は家で勉強しません。中間テストや期末テストの前は多少、家で勉強するにしても、普段は授業を受けているだけで、平均4であることに意外でした。

宿題を自分でやらないのに、です。


数人の友達と一緒に追っかけしてることや帰宅時間の門限があることを教えてくれました。


門限を厳守させる代わりにチケット代などを母親が出してくれるそうです。


私が来る日は、家にいなければなりません。


「曜日を変更して」と、2回頼まれました。

変更しないと、行きたい歌謡ショーに行けないからです。

そして「先生の都合で変更することにして」と頼まれました。

頼まれたようにしました。

感謝されました。

同時に頼まれたようにしたことが、彼女の信頼を得ることになったと思います。


彼女は「追っかけは高校まで」と言いました。

また、「大学生になって追っかけしてたら馬鹿でしょう」と言いました。

そうなんだと思いました。笑い🤣


呼び捨ては悪いと思って、麻美さんと呼んでましたが、「麻美でいいよ」と言われてしまいました。

「彼女にも同じこと、言われた」と言うと、

「彼女、いるんだ」と言われました。


W大生の従兄から「一人っ子のバカ娘」と聞いていたのですが、意外にしっかりしているし、頭も悪くないと思いました。


母親は父親の会社の経理をしているそうで、要は帰宅しても誰もいなく、退屈なので友達数人と人気歌謡グループの追っかけをしていると思いました。


私は、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、大学院と、別々の場所にあり、同期生が入れ替わりました。


彼女は、ずっと同じ場所に通っています。同期生も入れ替わりません。


しばらくすると、私が宿題をやっているのを隣りに座って、見てました。

「自分でやるかい?」と訊いたら、

「先生の字はきれいだから見てる方がいい。見てるのも勉強になるよ」と言われ、一本取られました。


修士2年になる時、研究室の修士1年になった後輩が荻窪に住んでいたので、交代しました。