偏差値を正しく理解して欲しいですね。


1 内申点

正規分布すれば、5段階評価の1と5は7%ずついます。

1は落第ですが、義務教育では、長期病欠などを除いて、1学年上に進級させるので、学年末の評価に1をつけません。


そのため、


 2の評価 25

 3の評価 40% 

 4の評価 25

 5の評価 10


で、運用されることが多いようです。


入試で、内申点を使う場合、各科目の5段階評価よりも各科目の偏差値の方がいいと思いますが、改善されません。


内申点については、相変わらず、5段階評価ですが、高校側の裁量で、内申点のウエイトを下げることができるようになってきました。

例えば、入学定員が300人の場合、


 入試点500点満点+内申点450点満点で100

 入試点500点満点+内申点225点満点で100

 入試点500点満点+内申点無しで100


というように合否判定をします。




5段階評価の5は偏差値65以上、4は偏差値

55以上65未満、3は偏差値45以上55未満、

2は偏差値35以上45未満、1は偏差値35未満です。



2 志望校の選択と決定


偏差値が最も多く利用されるのが、志望校の選択と決定です。

個人は自分の偏差値で、中学受験、高校受験、大学受験で、第一志望、第二志望を決めます。


学校や塾の先生は、各生徒の偏差値に見合うランクの学校を勧めます。偏差値で輪切りにするという言われ方もしますが、できるだけ多くの生徒を合格させるには、最良のやり方です。


偏差値は正規分布に基づいているので、合格可能性も判断できます。


偏差値を志望校決定や合格可能性判定に使うためには、その学校の受験生が多い公開模試を複数回受けることです。


志望校の受験生が少ない公開模試を受けても、あまり意味がありません。


大学受験では、高校間に大きな学力格差があります。


例えば、過去30年間一人も東大に合格していない高校の校内試験で、学年の1番になら、学内の偏差値は70を超えます。しかし、学年の1番は毎年います。でも30年間、一人も合格しなていないなら、意味が無いですね。


筑駒の校内試験で偏差値が50でも東大に合格できます。

卒業生の半数以上が合格するからです。


偏差値は、絶対的な値ではありません。

志望校受験者が大勢受ける試験の偏差値でなければ、意味がありません。



マスコミは、文系の出身者が多く、偏差値を正しく理解してない人が少なくありません。


偏差値批判をする人もいますが、偏差値は何も悪くありません。偏差値で、受験生を輪切りに

する人を批判すべきです。


有名人の子供の偏差値が70以上なので、東大合格も夢じゃないという記事もありました。

しかし、どういう試験の偏差値なのか、分からないと、何も判断できません。


また、偏差値が50未満なのに難関大学に合格したという体験記もあります。

しかし、その体験記を書いた人の高校卒業生が全員難関大学に合格するなら、その学校の試験で、偏差値40の人やビリの人も難関大学に合格します。