明日から6月21日にかけて、ドイツ・ベルリンを拠点に活動するブランド、Deniz Ludwig Kazim Kraussによる初のプロダクトシリーズのローンチイベントを行います。
秋頃に控えるDenizのファーストコレクションに先駆けたプレコレクションが、FOMEにて限定公開されます。とてもありがたいことに、お披露目の場として僕たちのお店を選んでくれました。期間中はデザイナー本人がドイツから来日し、店頭に立っていただきます。今回ご用意いただいたのは、計3型の洋服とジュエリーのシリーズです。洋服はドイツの老舗カットソーブランド、Merz b. Schwanenとのコラボレーション。ジュエリーは、彼の友人であるジュエリーアーティストのCumaと制作した作品をご覧いただけます。
Denizと知り合ったきっかけは、ベルリンに住んでいた友人からの紹介でした。その友人には以前から「FOMEにDenizの服をぜひ見てほしい」と強く勧められていたのですが、なかなかヨーロッパへ行くタイミングがなく……。今年の1月に久々に渡航し、ようやく本人と会うことができました。
その時、彼は完成していたサンプルをいくつか持ち込み、丁寧に説明しながら見せてくれました。
パリのカフェで会ってくれたとき。「ここのブランドとコラボレーションするんだ」と教えてくれた。一緒に一杯だけビールを飲んだ。
中には未完成のものもありましたが、その限られたサンプルだけでも彼のセンスと、ものづくりに対する本気度が伝わってきて、「ぜひFOMEで取り扱いたい」と思いオファーしました。彼が熱心に今後の展望を聞かせてくれた時の真剣な表情は、今でも鮮明に覚えています。初対面だったにもかかわらず、Denizが「FOMEの2階に自分の服を並べたい」と言ってくれた時は本当に嬉しかったですし、それを実現できてよかったと思っています。
おそらく彼はブランドの準備期間中、自ら売り込んだり広告を出したりといったことをしていなかったので、僕たちがその存在を知る由もありませんでした。人を介して生まれたこの出会いは本当にかけがえのないもので、紹介してくれた友人にはとても感謝しています。彼なしでは実現できなかったイベントでした。
明日に控えたイベントに向けて、一足先にコレクションを預かっていました。(その後、一緒に淡路島へ行って海で泳ぎました。さすがに寒すぎでした。)
ということで、服を見返しながら今回のラインナップを少しだけ紹介したいと思います。
こちらのシリーズは、彼の故郷で生まれたカットソーブランド、Merz b. Schwanenとのコラボレーションによって制作されました。いきなり公式コラボというのがまずすごい。
Merz b. Schwanenの定番Tシャツを別注色で製作し、それらを再構築した洋服を作っています。掛かっている状態だと迫力がありますが、着てみるとオフホワイトのカラーリングとカットソー地も相まって軽やかな印象になります。
着用方法やスタイリングはその人次第。「着方は何通り?」と聞いたら、「無限」と返ってきました。そういうことです。
“Trio”
こちらはシルバー999を使用したボタンのアクセサリーです。本来のボタンとして使ったり、チェーンを通してネックレスのトップにしたりと、自由な発想で楽しめるアイテムです。
言葉にするのが難しいのですが、こうした明確な用途が定まらない、なんでもない物に宿る“軽快さ”のようなものに惹かれることがあります。SmallとBigの2サイズがあるので、サイズによってさまざまな使い方ができると思います。Denizが「functional jewelry:)」と言っていて、良い言葉だなと思っていました。
正直、ブランドを初めて見た時はミステリアスな印象でしたが、話を聞いて咀嚼していくうちにFOMEとの共通点が見えてきて、とても店に合っているなと感じています。特に今回のコレクションにあるフリースタイルな要素は、他の取り扱いブランドとも親和性が高く、僕たちが普段大切にしている感覚とも重なっていたので、とても心地よく感じられました。やっぱり、ずっと好きなものは変わらないなと思います。
FOMEはこれからも、Denizのようなインディペンデントで才能あるデザイナーたちが、活き活きとした作品を並べられる場所であり続けたいです。
明日からのイベント、ぜひお越しください!
佐々木











