昨日は、定期検診の日だった。

(今回はつらつらモードで書いているので、長文です。)



整形外科の診察予約は13時半だったので、血液検査の結果が出る時間から

逆算して10時ごろに着けばいいかな~、と思っていつもよりはゆっくりと出発。

なにより私が病み上がりなので、今回はお父さんが車の運転をしてくれるのが

ありがたい。


病院に着くと、懸念された駐車場も意外とあっさりと入れてほっとした。

月曜日なのもあって、病院の中へなかなか入れない時がけっこうあるので

これは気分的にもいい。


受付をすませて、いつものように採血管をもらいに検査部へ行く。

今日の検査オーダーは整形外科から出ているので、本当なら大人に混じって

採血してもらった方が結果も早く出るのでいいのだが、娘はそこの雰囲気が

嫌なのでいつも小児科で採血してもらっているのだ。


採血管と尿検査のカップをもらって、小児科外来へ行く。


身長と体重を測って処置室へ行くと、顔なじみの看護師Tさんと目が合ったので、

挨拶して採血管と検査オーダー用紙を渡した。


ほどなくして名前を呼ばれたので、娘は処置室へ入って行った。


私は、数室ある診察室の前に、いつもは見かけない貼り紙がしてあることに

気がついた。

要約すると、「本日は心臓外科の予約が多いので、検査も時間がかかるので

今日は検査だけして診察は後日に回すことができるのでお声掛けください。」

ということだった。

どおりで、今日はなんだか小さい子が多い。

春休みだからというのも大きいだろうけれど。


それはさておき、今日は処置室へ入ってからが長かった。

娘の血管はなかなか出にくいので、探すのに時間がかかってしまったのだそうだ。


娘は、「今日はシール3枚あるねん!」と言いながら腕を見せてくれた。

見ると、止血テープに3枚のシールが貼られていた。

この病院では、採血したごほうびにシールをくれるのである。

他の病院ではどうしてるんだろうなあ・・・。


Tさんが「整形が終わったらまたこちらに戻ってきてね~。」と言うと、

娘は「整形は長いねん。」と答えた。

Tさん「そやなあ。整形は長いなあ。」と相槌を打ちながら、見送ってくれた。


ところで今までに何回も書いているように、娘はトイレの回数が少ない。

だが尿検査があると、できれば診察までに結果が出てほしいので

レントゲンを撮りに行く前に「ちょっとトイレに行っとかへん?」と声をかけた。

すると娘は「うん。行っとく・・。」と答えたので小児科外来にあるトイレに行ったら、

無事に出たのである。ああ、よかった。



その後、レントゲン検査もまた意外と早く名前を呼ばれたので終わり、

あとはすべての検査結果待ちとなったのでとりあえずどこかで本でも読もうか、

という事になったのだが娘が空腹を訴えたので、早めに昼食をとることにした。



食事が終わってから、小児科外来がある階へ行って、しばらく親子で

思い思いに時間を過ごす。

娘はDS、お父さんはパズル、私はメールチェックをしてから読書。


娘は、「病院やったらすれ違いが多いわ~。」と喜んでいた。

DSを持っている者同士がすれ違うと、それでいろいろとミニゲームが楽しめる

機能がついているのである。ちなみに、病院にいる間だけで10人も

すれ違ったそうだ。


ずっと座りっぱなしがつらいのはみんな一緒で、ちょっと散歩しようか

ということになって歩いていると、廊下に見覚えのある人影があったので

よく見てみると、院内学級の先生だった。


先生は私たちに気がついてくれて、「やあ、元気?」と声をかけてくれた。

この先生は娘が初発の時からお世話になっていて、お兄さん的な存在である。


院内学級へ一緒に行くと、なじみのある先生方がいらっしゃった。


そこへ、去年の12月に退院したAちゃんと遭遇!

お互い「わ~! 会えてうれしい~~~!」と声を掛け合っていると、

先生が「どうぞどうぞ中へ入ってください」とおっしゃったので

みんなでお邪魔した。


娘たちは勝手知ったる部屋で何かしていたが、親たちは先生方と

話に花を咲かせた。


が。

そこでうれしい知らせと悲しい知らせを聞いた。


うれしい知らせは、1年以上入院していたS君が退院できたこと。

去年の時点では、いつ退院できるのかもわからないとお母さんが嘆いていたのだが、

今年に入ってどんどんと状態がよくなって、退院が近くなると特に点滴や

輸血もしなくていい状態になっていたのだとか。

少し遠方から入院されていたので、お母さんもほっとされていることだろう。


悲しい知らせは、娘が初発時からお世話になっている先生が二人も

定年退職されることだ。

とにかくマメな先生で、こちらも安心して娘をまかせることができた先生なのだが・・・。

うーん。


定年退職ではないが、中学校の資格試験に合格したので支援学校ではない

中学校へ転職される先生もいらっしゃる。その先生がさきほどのお兄さん的な

先生で、今度から院内学級へ顔を出しても半分は知らない顔になりそうで

かなりさみしい。


ところで、娘たちはいつのまにか工作に没頭していた。

ふたりとも完成させて、先生にプレゼントしていた。


実は、娘は今日はあまり院内学級へ行く気がなかったのだが、結果的に

行ってよかったかもしれない。



院内学級で過ごした時間が思いのほか長く、ちょうど整形外科の予約時間に

なったので、整形外科の外来へ行ってみた。

が。

そこでやはりというか、いつもの告知ボードがかかっていた。



「N先生 診察1時間~1時間30分遅れ」


うーん。もう慣れているので、やっぱりね、という感想しかない。

仕方がないので、また病院内をうろうろと散策するのだが、

お地蔵さんにゃんこがいるかと思って歩いていると、呼び出し機が

「圏内に戻ってください」と鳴くので院内へ戻って、比較的人通りの

少ない場所に座って時間待ち。


やがて予約時間プラス1時間強となったころ、やっと整形外科の

診察室へ入るように、と呼び出し機が鳴ったのだった。


そういえば、整形外科の主治医N先生とも今日が最後である。

ことあるごとに、次の担当となる「O先生が診てくれるからね」という言葉が出て、

なんだか変な感じがする。


血液検査の結果、CRPは0.1以下になっていて問題なし。

抗生剤の服用を止めて3か月になるので、「再燃なし」という判断が出た。

が、ALPが少しずつ下がっている一方で、尿酸値が少し高くなっていたので、

先生は「なんか脂っこいもの食べた?」と娘に尋ねたが娘は首を振った。


ただ、やはり夏ごろには人工骨を伸ばさねばならないらしい。


ところで、足の長さは両方同じくらいがいいと思っていたら、人工骨の場合は

骨盤がちょっとかぶさるくらいが安定していい具合になるのだとか。

これは初耳だった。

整体などに行くと「足の長さが違いますね~。」とよく言われたりするものだが、

そういうこともあって足の長さは同じでなければならないと思っていたから、

すべてがそうであるとは限らない、ということを改めて思い知った形になった。


N先生は「足の運動をしてね。」と言って、診察を終えた。

挨拶をして診察室を出ると、なんだかここでもさみしい気分になった。



整形外科の外来から小児科外来へ戻り、しばらくしてから主治医の

H先生が現れた。


H先生は「検査結果はもう聞かれていると思いますが、改めて診察します~。」と

部屋へ案内された。


小児科では、尿検査の結果が少し気になった。

尿潜血がまだ収まらないのである。

おそらく薬の影響だと思われるので、こちらは当分、検査をするとのことだった。


感染症は収まったと思われるので、そろそろ定期検診も2、3か月おきに

していくそうである。


診察もほぼ終ったので、私は障害者手帳の申請ができるか聞いてみた。

が、小児科からは所見は出せないので、N先生に聞いてみますね、とH先生は

PHSを取りだして話し始めた。


N先生は、障害者手帳は申請した方がいいだろう、とのこと。

おそらく3級か4級になるだろう、と。

ただ、所見を書くにあたり、改めて外来に行かねばならないとのことだったので、

それは来月の診察時にお願いすることにした。


障害者手帳は、中学校への進学を考えてのことである。

早めに進学予定の中学校に伝えておけば、なんらかの対策をとってもらえるのでは、

と思うのだが・・・せめて洋式トイレを増やしてもらえるとうれしいのだが・・・。

こればかりは申請して、そのうえで相談しないとなんともいえない。


ともあれ、これで本日の診察は終了。

車に乗った時に時計を見ると、16時前だった。

やはり一日仕事になるわ・・・。