劇場映画鑑賞『アイの歌声を聴かせて』 | At one's own pace

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それを共感してほしいから書く。










星2021年鑑賞105本目星

キラキラあらすじキラキラ
景部市高等学校に転入してきたシオンは、登校初日、クラスで孤立しているサトミに「私がしあわせにしてあげる!」と話しかけ、ミュージカルさながらに歌い出す。勉強も運動も得意で底抜けの明るさを持つシオンはクラスの人気者になるが、予測不能な行動で周囲を大騒動に巻き込んでしまう。一途にサトミのしあわせを願うシオンの歌声は、孤独だったサトミに変化をもたらし、いつしかクラスメイトたちの心も動かしていく。



「サカサマのパテマ」、「イヴの時間」の吉浦康裕が原作・脚本・監督を務めたオリジナル長編アニメーション。
「海辺のエトランゼ」の漫画家・紀伊カンナがキャラクター原案を手がけた。



吉浦康裕監督の待望の新作、やっと観に行けました。
「サカサマのパテマ」、「イヴの時間」は本当に大好きな作品なので期待大で鑑賞して来ました。

とにかくシオンのキャラが魅力的でした。
その魅力は、かわいらしい容姿だけでなく、屈託のない笑顔と建前のない接し方にあるのではないかと思います。

変な気遣いや勘ぐりから、互いに傷つかない適度な距離を保って生活することが大切だと思われている現代。なんだかAI搭載ロボットに、人として大切なものを教えられた気がします。

メインキャストは、シオン役が土屋太鳳さん、サトミ役が福原遥さんと、劇場アニメにありがちなタレント起用です。

しかし、お二人とも、脇を固める興津和幸さん、小松未可子さん、日野聡さん、大原さやかさんらに引けを取らない見事な演技で、キャラの魅力を引き立たせていたと思います。

特に土屋太鳳さんにいたっては、物語の大切なファクターとなる歌声もすばらしく、多才な一面を発揮していました。