1人目の妊娠、出産、また直後のおはなしです







先に簡単に流れを言いますと以下の感じです


  1. 妊娠がわかった際、自身にチョコレート嚢胞があると知る(不妊の可能性があると知る)
  2. 妊娠経過中に羊水過多があり精査される
  3. 出産が近くなっていたが横位であることが判明、なんとか縦(骨盤位か頭位)になるのを待つも結局逆子(骨盤位)になり帝王切開となる
  4. 出産直後より赤ちゃんの両眼に眼脂(めやに)を認める→両側鼻涙管閉塞症であると判明する




では少し長いですがお付き合いできましたら嬉しいです✨








自宅での妊娠検査薬で陽性となり、初めての妊娠でどきどきしながら産婦人科を受診した私デレデレ









エコーで赤ちゃんとは別に両方の卵巣に5〜6cm大のチョコレート嚢胞があると指摘されましたポーン








これまで産婦人科を受診したことがなかったのですが、たしかに月経痛がひどかった私…原因が子宮内膜症だったからということをそこで初めて知りましたガーン

(子宮内膜症は子宮内膜と同じ組織が子宮外で発育、増殖する病気です→私の場合は卵巣にできていたケース)







チョコレート嚢胞不妊症の原因にもなるので先生からは「妊娠できてラッキーだったね✨」と声をかけてもらえましたが、内心複雑でした💧真顔

(今回妊娠できて嬉しいが、今後は妊娠しづらいかもしれないことがわかったので)







チョコレート嚢胞はどんなものかというと

卵巣にできた袋状のもので、中身は血液が入っています←この血液がチョコレート色っぽいのでこんな名前💦

*嚢胞とは液体の入った袋のことを言います








どうしてこんなものが卵巣にできたのか❓









通常、妊娠しなければ、赤ちゃんのクッションの役割をする子宮内膜は必要なくなるので、剥離して出血と共に子宮口から出ていきます、これが月経です








ところが、この子宮内膜と同じ組織が、なんらかの原因で(原因はいまだによく分かっていません)違う場所にできてしまい、月経周期に合わせて同様の変化を起こし、出血するのが「子宮内膜症」です

私の場合、この違う場所が卵巣にでき、そこで出血、血液が溜まって嚢胞ができたという次第です








チョコレート嚢胞はバイ菌がつけば感染症を引き起こしますし、癌のリスクにもなります💦








治療は、月経を起こさないようにしてあげれば良いのでピルなどでホルモン調整を行います(=妊娠している状態に近い状況を作り出す)

*外科的に摘除するケースもあります







つまり月経を起こせば起こすほど悪くなるため

今回妊娠したことで、月経がなくなり改善するはずということでチョコレート嚢胞については一旦経過観察となりました







ちなみにもし月経痛がひどい方は一度婦人科で診てもらうといいと思います

もしかしたら病気が隠れており、治療することで症状を緩和することができるかもしれません✨










さて話は戻して、妊娠自体は安定期に入るまでは順調でした









が、安定期を過ぎたある日、羊水が多いとのことで胎児エコーで精査されることに💦








実は1人目は辛うじて高齢出産にはならないものの出産年齢としては上のほうでした…やはり出産年齢が上がるほど胎児異常のリスクは上がります💦








羊水過多の原因としては胎児の染色体異常や消化管異常、内分泌異常などがあります







エコー診察当日までかなり不安でしたが

結果は明らかな胎児異常はないとのこと








…良かった…笑い泣き









でもこれ以降少し気持ちがナイーブになりました💦

異常の可能性は完全には否定しきれないんだなとどこか頭の隅で考えてしまい…赤ちゃんが無事であるようにと一生懸命祈っていました💦







そんな不安はありつつも

気付けば出産は間近に迫り、いつ陣痛がきてもおかしくない状況に💦








ところが長女

横位だったんです…






多分、聞き慣れない言葉だと思います💦







先ず「頭位」とは、赤ちゃんの頭が下にあり自然出産ができる状態にあることです

通常赤ちゃんは頭から出てくるので、ちゃんと出口に近くにあり準備万端ですチョキ


 




一方「骨盤位」とは(俗に言う「逆子」のことです)お尻が下にあり、自然出産をするとトラブルが起きやすい状態にあります

足から出ても問題なく済むこともありますが、やはり安全を期して、帝王切開で取り出されます






出産で問題になるのは

●赤ちゃんよりも先に臍の緒が先に出てしまったり(=臍帯脱出)、臍の緒が赤ちゃんの首に絡みついている場合

●陣痛より先に破水し、羊水(赤ちゃんを保護するような水)が抜けて(=前期破水)、赤ちゃんへ直に子宮圧迫が影響してしまう

などです

(ここでは敢えてわかりやすくするために体位に関連したトラブルしか書いていませんが、出産時の胎盤のトラブルついてはまた後日紹介しますね)






前期破水をしますと臍帯脱出を起こしやすいですし、前期破水がなくても、骨盤位であれば臍帯脱出を起こしやすい

この臍帯脱出の怖さは、臍の緒を通して赤ちゃんはお母さんから血液と酸素をもらっているのに、赤ちゃん自身のおしりや足により、そのライフラインが圧迫され途絶え、仮死状態になる危険があることです






また前期破水を起こしてしまう原因には多胎(双子や三つ子など)や膣からのなんらかの感染があるケースで起こりやすいのですが、

例えば、赤ちゃんが出るのに手間とっていると、

たとえ、前期破水のような陣痛前に起きたのではなくて、適切なタイミングに破水が起こったとしても、羊水が抜けていくので、上記の状態を起こし、赤ちゃんが酸欠になったり圧迫されたりと、仮死状態になりやすいというわけなんです







さて私の場合の

「横位」は単純に言うと横向きになっています

逆子同様に1番最初に出てくるべき頭が出口から離れているんですが、横位の場合、肩から出ようとしてしまうんです







実は足よりも肩からの方が引っかかってしまい、出られません







そしてその間にどんどん出産に向けて、母体は破水を起こしてしまうし、子宮収縮を起こすのです







実は漫画「透明なゆりかご」の何処かに横位のことが書いてあるページがありましたが、帝王切開のない時代には横位の赤ちゃんは産めず、ここまで大事に育てても赤ちゃんの命を諦めるしかなかった時代があったようです(マイルドに書いていますが漫画では実際にどのようにされていたかが書いてあってショックを受けました💦)







妊娠、出産はやはり命がけで、無事に産まれてくるというのは本当に奇跡の連続の組み合わせなんです