5合目を出発してすぐびっくりしたのは

とにかく岩が多くて傾斜がキツいこと

(今まで私が登ったことのある山は阿蘇山と由布岳ですがそことはまた違う感覚でした(うまく言えずすみません💦)



富士山の標高は3776mー2400m(5合目)=1376m

つまり実質1376mの高さ分しか登らないんです


一方

阿蘇山の標高1592m

由布岳の標高1583m

です




ただお気づきの方はいらっしゃると思いますが

私は致命的な計算ミスをしています

たしかに数字上はそうなんですけど、登る上で考慮しないといけない要素があるんです




そう‼️




酸素の薄さ、

傾斜角度、

そして時期です‼️






そうとは知らない私たち

先ずは6合目の山荘を目指して歩を進めますが、砂利道と傾斜で滑りやすく、思った以上に時間がかかります…




これ…予定通りに行けるかな…❓💧(不安)




ふと時計をみると1時間はゆうに経っているのにまだ6合目まで行ったかいかないかくらい





うーんペースがかかりすぎている…💦

仕方がないので山荘には寄らず、そのまま登り続けることにしました(まぁシーズンオフのため行っても開いていないと言う理由もありますが💦)




そして6合目過ぎたあたりから雲行きが怪しくなってきました

山の岩肌の赤土がなくなり気づけば辺りはすっかり雪一面です(ここで初めて登山口にあった残雪に納得💧)

また、さらに傾斜がきつく(大体40〜45度)なり始めたのです…




なんかちょっとやばい気がするぞ…と思い始めたのですがKちゃんは黙々と登っていく…

(しかし凍ったツルツルした坂道でいよいよ滑って登れない)




このとき衝撃的な光景を見ます




後方からすごい早さで登ってくる人が見え

あっやっと私たち以外にも人がきた❣️と安心して見ていたのですが、




その人の格好、ザ・登山家の格好だったのです‼️






ポーン





その人は大きなリュックを担ぎ、帽子とゴーグル、手袋を装着し、手にはストック(トレッキングポール)を持たれていました

何より驚いたのは靴‼️

遠目でもわかるくらいしっかりと長さのある金属製のスパイクらしきものが靴裏に付いていて45度の傾斜にザクッザクッと引っ掛けながら登っていたのです

(おそらく靴にアイゼンと呼ばれるものを装着していた、と後で調べて知りました)






そして私たちから少し離れた横をすごい速さで通り過ぎて行ったのでした…






かたやリュックなし

ポケットに飴とチョコと500mlペットボトルのみ

装着した軍手も運動靴も雪でじっとり濡れています






あまりの装備の違いに愕然としていると

今度は突然辺りが白く包まれていきました

それはまるで映画で観たことのある



ホワイトアウト





でした…