FOLIOでは「モカ」は扱っていませんが、昨年より問題になっている「モカコーヒー残留農薬問題」の現状。
平成20年4月後半より、日本に輸入されるエチオピア・イエメン両国産の生豆(なままめ)から有機塩素系農薬
のクロルデン・ヘプタクロル・γBHC(リンデン)が食品衛生法の基準値を超えて検出される事例が突然多発し、
円滑な輸入が困難となりました。
日本政府は、日本・エチオピア貿易額約100億円の9割がコーヒー生豆であることから、日本への円滑な輸出目的で、エチオピアにおける残留農薬分析技術向上のため2名の技術者を招聘し研修を行い、合わせて分析機器の整備に協力することを予定しているそうです。
2月に入って、エチオピア政府はジンマ大学を中心に国レベルで残留農薬を検査・分析できる体制を構築し試験的であれ開始し、検査機器GC-MS(ガス・クロマトグラフ)を2台設置しました。
将来的には、検査所をエチオピア国内に6箇所整備する計画で、検査員も2名常勤、非常勤が6名、更に2名追加し10名に達したとのことです。
現在エチオピア政府は国の許可無く分析目的でコーヒー生豆を持ち出すことを禁じており、エチオピア政府が分析したものだけが認められています。
日本サイドからみると自由にサンプルを分析できない上、産地が確認できないことで購入意欲がわかないとの問題も浮上しています。
今年も、08/09年度産のコーヒーが出回る時期が近づいて参りましたが、日本にとってはエチオピア産のコーヒーの品質が現在も不明のため、品質確認には慎重にならざるを得ない状況のようです。
今後、更なるエチオピア国内の検査分析体制の強化、検査所の増設や、日本の分析機関との分析精度の平準化を図るなど超えるべきハードルがいくつもあるようです。
これらの対策が整備され、実際に日本に輸入されるコーヒー生豆から残留農薬が検出されなくなり、他の生産国と同様に円滑な輸入が継続するまでには、今しばらく時間が必要とのことです。
ちょっと豆知識でした!!