委任や、しばしば漸進的決定による決定の延期といった戦略がとられるだろう。政治的圧力に直面する機関には、特殊な第二階の決定、すなわち、選択責任を回避する決定を採用する、特別な理由が存在することがある。まさにそのような論拠から、ジャン・ボダンは、司法の独立性の創設を擁護し、権力を分割し隔離するシステムへの最初の洞察を示したのである。君主が、不人気だが必要不可欠な決定への責任を回避するのは、その決定に関係する義務を負う別個の機関を事前の負担と現場での負担を整理するには、次のような単純な点に注意すればいいだろう。すなわち、事前にかなりの考察が必要だが、現場ではほとんど考えずにすませるという戦略もあるし、選択状況が発生する前にはあまり考えなくともよく、また、現場でもあまり考えずにすませるという戦略もある、という点である。つまり、決定負担をどの時点で担うのかによって違いが生じ、われわれは、それらを、「高低型」「低低型」「低高型」という用語で表す。選択肢を完全なものとするために、「高高型」という用語も追加しよう。