王道をゆくって大変ですよ。


興業成績更新中の映画「アバター」

PIXERの「カールじいさんの空飛ぶ家」


お友達のナレーター田子千尋氏もブログ内でおススメしていたので

打ち合わせの合間にどちらも観てきまして…

いやぁ…良かった。

良かったって…月並みですけどね。

小生、昔からハリウッド礼賛主義…

ドンパチのある大きなアクション大作とか

SF巨編とか

大好物です。

難解な芸術作品とか恋愛モノ、ヒューマンドラマ…苦手です。

映画館ならではの大きな音量とお金のかかった画、それを観に行きます。


往々にして、そう言ったハリウッド巨編は

映画通から言わせると

「ストーリーが無い」とか「意味のないアクションシーンの連続」とか

厳しい評価を聞きますけど

お客さんがいっぱい入ればいいんですよ 「興業」なんですから。


「アバター」もストーリー自体は…びっくりするほどの展開はありませんし

大どんでん返しもありませんし、日本の漫画や古い映画のイイとこ取りみたいな

そういうストーリーと言えば、そうかもです。


でもね、何百億とかの予算で、巨匠が撮って…なんてのは

「あんまり正直に作るとアホっぽいかな…」とか余計な雑念が入り

ストーリーを少し捻って難解にしたりしがちです。


「アバター」も「カールじいさん」も直球で勝負です。

「こうなるといいな」がドンドンやって来て素直に感動して、グッと来ます。

映画館を出たあと、「良いモノ観た」ってニコニコできます。

小生はそういう作品が大好きなのです。


でも本当に直球で勝負するのって勇気が要ります。

監督とかディレクターは少しだけ「変化球」を交えて

「オレっぽい」とかを作るのですが

実はそんなの自己満足である事が多く、

お客さんはそんなの求めていなかったり、理解できなかったりします。


どちらの映画も、すごく直球ど真ん中でズバっと来ます。

この潔さが気持ち良いです。

小生も作品と言えるかどうかかなり怪しいバラエティ番組などという

大衆娯楽の「末席」に一応携わっている立場ですので

巨匠と大人から子供まで楽しめる娯楽作品ヒットメーカーによる

この「潔さ」は勉強になりました。


大金を使って「潔い作品」を見せ切る力。


お金を払って良かった…という作品を作る力。




皆さんにはほとんど観た事も無い位古い話でしょうが…

子供の頃、小生と父親で昼間のテレビ放送で

植木等さん(クレイジーキャッツ)の映画を観て



「くだらねぇな~」と笑う親父…

そして、まだ父親が高度成長期のスーパーサラリーマンとして

「日本株式会社」の歯車として家庭も顧みず働いていた頃

真夏の営業の合間に冷房の涼しさを求め映画館へ入り、

この映画を観た時の話を聞き、


「映画館を出た時には営業の辛さも、吹き飛んで

 ヨーシ頑張るか!って気持ちになってたよ。

「あの頃のサラリーマンはみんなそうだったはずだ」

そう言って笑っていた。


作品の嗜好は皆さんそれぞれでしょうけど


昔、父親が言ったように…小生にとって映画とはそういうモノなのだ。