神憑り 神頼み-2009120604320000.jpg
こうやって特番が重なると、事務所へ顔を出す事がなくなる。


毎年の事。


いや…今年の年末はありがたい事に仕事がたくさんある。


もう来年の仕事を考えねば…。


フジテレビ特番の収録が迫っているのだが


まだ不透明な部分が多い。

この特番、弊社演出のHディレクターに任せてみている。


Hは30代も半ばをとっくに過ぎ、一人立ちには遅すぎる位だ。


所謂「総合演出」になっていなければならないのだ。


確かに大きな番組を演出として経験し、ノウハウはある。


但し、既存の番組だ。


誰かが作った番組の、誰かが敷いたレールをゆく。


時々、少しだけスピードを変えてみたり、途中駅を変えてみたり…


しかしそれはオリジナリティーとは違うのだ。


新しいモノを生み出そうとする時に味わう地獄。


Hはそれを味わうタイミングにある。


誰も助けてなどくれない。

独りで立ち向かうしかないのだ。


そして…


地獄から這い出て、評価を得た時、


初めて「あの番組はあの人が作った」と言ってもらえるのだ。


総合演出とは、ある部分において絶望的に孤独だ。


作戦を間違えば、全軍全滅。


勝てば戦場での楽しい夕げが待っている。


作戦を決めるのはただ独り…総合演出だ。


頑張れ H。


時間が無いぞ。


地獄を存分に味わってみろ。


きっと何かが変わるさ。