先日、空手特番のロケに行った時の事。
新極真会の塚本徳臣選手(元世界王者)は
もう一度世界王者になる為に
必要な事は何ですかという吉井宇希のインタビューにこう答えた。
「きれいな心です。」
小生は…驚いた。
「きれいな心?」と返す吉井に塚本選手は
「最後に勝つヤツを見ていると…神憑っているんですよ。
奇跡を起こすんです。
同じ位練習して、同じ位強い…最後に勝つのは…運です。
だけど、神様はきれいな心で戦っているやつにしか
味方しないんです。
だから…勝つために必要なのは心をキレイにする事です。
じゃないと…神憑からないんです。」
キレイな心…か…
さて…頑張るという事は…
どういうことなのだろう…
奇跡とは…どういうものなのだろう…
頑張っていれば皆に奇跡が起きるのだろうか…
以前ある人のブログで
「皆に公平に訪れる奇跡」という考え方があるという記事を読んだ。
小生はこう考える。
「公平に訪れる奇跡」…それは…絶対にない。
もし、奇跡を望むなら必要な事がある。
「犠牲」だ。
代償なしに奇跡などやって来ないと思う。
頑張っても…仕方がない事があるのは大人なら気付いているはずだが
「どうしてもこれは譲れない」事にはどんな犠牲でも代償でも払う…
そこにきっと奇跡が待っていると小生は信じている。
人にはそれぞれ環境があり、全てを捨てて賭けるなんて事は無理だ。
置かれた環境の中でギリギリまで追い込む、
追い込んだ果てに
素晴らしい奇跡が待っているのではないだろうか
公平に奇跡が起こるのだとして
それに気付いたなら小生はこの仕事を辞めていただろう。
断じて、奇跡は平等に訪れない。
そう信じたい。
心がキレイになる事。
・・・・・・ものすごく難しい。
しかし、小生が「神は平等に奇跡を与えない」という論理を展開するのなら
やはり代償を払って
心をキレイにして
神憑かるのを待つべきなんだろう。
最後に勝ちたいのなら…
選択の余地が無いと、神が思う位…全ての運を呼び込む位…
心をキレイにする努力をするしかないのだろう
インタビューを終え
塚本選手の目は
ものすごく茶色で
澄んでいた。
この人が以前世界を獲った…
一撃必殺を信条とする格闘家とは思えないほど…
10月4日、全日本空手道選手権大会、
勝つのは塚本徳臣なのか…?
今回の世界王者クラスの空手選手取材で小生は
心に響く言葉の数々を聞かせて頂いた。
そして、個々のロケを若いディレクターに任せて
そういう取材に出かけなくなっていた事を
猛省する良い機会だった。
いつからそんなに偉くなったんだ…?
もっと頑張らないと神も見放すぜ。