午後から巨匠演出家Sさんが事務所に来て

CXの企画打ち合わせが夕方深くまで…

Sさんは小生の1歳年上だが

まぁ元気だわ(笑)

ずっと尖って生きてきて「テレビ業界にSあり」と言ったところだろう。

ややこしい人であるのは間違いない。

彼を使うプロデューサーは皆

酷いストレスを抱えて仕事をして…「二度とゴメンだ!」となる。

しかし半年もすると…

また一緒にやりたくなる…そうだ(本人弁)

そうだろうな…

小生とは少しタイプは違うのだが…

小生も同じ事をプロデューサーからよく言われる。

お互い、一匹狼的な総合演出であるにも関わらず、また打ち合わせするのは

Sさんと一緒に仕事をした番組が惨憺たる結果に終わり…

Sさんも小生も「このままで終わらせねぇぞ…」と思っているからだろう。

そもそも番組に「船頭」が二人いるのだから

「船、山に登る…」という事になりかねない。

当然、お互いにそれは知っている。


だが…このままで終われないんだなぁ。

小生もSさんも かなり執念深いんだよな。


小生は…Sさんと組んで番組を作り、

お互いが納得した作品がもし出来上がったら

とんでもない事になるかもな…と思っている。

共通しているのは

どっちも100点か0点なのだ。

だから危なっかしい(笑)


先日CXの打ち合わせの際、

廊下を2人で歩いていたら

共通の知り合いであるアシスタントプロデューサーと偶然会い

「何なのぉ~~この2人の組み合わせは~~!!」と驚いていた。


そう…傍から見たら…僕らは恐ろしい狼2匹の揃い踏みなのである(笑)


今日の打ち合わせ段階では、企画としてまだフワ~~っとしている。


深い森の山中…遠吠えをして探っている感じだ。

お互いが擦れ違い様、噛みつき合って、唸り声を上げ、歯を剥いて睨み合えれば

きっとオモロイ事になる。


今のテレビ界は、それを許す環境にあるのか…


誰も冒険しなくなったテレビ界で

狂った狼が生きるのは

結構大変だ。


ただ

Sさんの作った伝説の番組も

小生の作る狂った番組も

どちらも常軌を逸しているのに

お客さんは楽しんでいた事は間違いないのだ。