※久々の会社設立シリーズなので…長編になりました。
若い頃、尊敬するプロデューサーが小生にこう言った。
「お前に平均点なんて期待していない。
100点か、0点…それがお前だ。
平均点が欲しかったらお前を雇わないよ。
だから大きく行け!」
2007年 春、ディレクターHが加わったものの…
待望のレギュラー番組だったTBS「キャプテン ドみの」は
低視聴率にて短命に終わった。
この年の春には「世界卓球2007」も行われ
キャスターには石原良純さんが決まった。
世界卓球の新しいプロデューサーとしてYさんが頭になっていた。
初年度の「FOLCOM.丸投げ体制」ではなく、人数は少ないがテレビ東京にも
卓球班なるものが出来上がった。
Yさんは小生と何故かウマが合い…非常に良くしてくださった。
「世界卓球2007」には勿論、弊社全員が前年の実績に自信を持ち
演出に加わったのだが…
前年の「団体戦」に比べ、今回の「個人戦」は
テレビ東京サイドも力を入れたにも関わらず…視聴率は散々。
総合演出である小生が色々な意味で甘かった。
1週間の放送なのに、4日目には日本人女子選手が全て敗退。
残りは「男子」と「外人選手」だけの放送だった。
「愛ちゃん」以外の女子選手を視聴者に覚えてもらうのだけでも手一杯。
「日本男子代表」を触る余力も無く…男子自体2008年から取材を
していくつもりだったので何も紹介できるVTR素材も無く…
一般には誰だか分からない男子選手を放送…打つ手が無かったのである。
甘い目論見は見事外れたのである。
小生は自分に腹が立っていた。
1年後、更に2年後の準備計画をイメージし…
来年を見ていろ!絶対に当ててやる!…と誓った。
結局、2007年の前半はヒドイ結果…0点ばかりだった。
これと時を同じくして「DOORS2007」のスタンバイは始まっており
Hディレクターも演出として参加する事になった。
Hは前チームでの経験もあり、小生と同じノウハウを持つ唯一の
人材である。
まずは、「DOORS」の何たるか…を学んでもらった。
Hは総合演出のKさんと小生が何故「同じ番組の演出トップとして
共存しているのか」を知り、とても驚いていた。
事実、Kさんは誰とでも上手く合わせる事を得意とする不思議な人だ。
難物である小生と上手くやるのは至難の業。
しかし…お互いの良さを共存させるべく、バランス感覚を柔軟にして
巨大特番を成功させている。
普段から「仲良し」という訳ではないのだが、DOORSで一緒に仕事を
するのはとても心地良かった。
さて、2007年のDOORSは前年度の「富士山ロケ」で懲りていた為
都内の貸しホールで収録する事に決定した。
選ばれたのは「東京ビッグサイト」
「屋根」があるだけで素晴らしい環境だと言える。
富士山でのDOORSで出来上がったアトラクションである
「ウォーターバイク(自転車で水上を走り距離を競う)」が非常に
人気があり、視聴率も稼げた為東京ビッグサイトの他、
屋外の収録も交えた形態をとることにした。
収録場所として「東京湾の東雲運河」が決まった。
2016年のオリンピック誘致を目指す東京都の協力を得たからだ。
この東雲運河で「ウォーターバイク」の他に新しいアトラクションを
準備していた。
「アルプスの少女ハイジのブランコ」だった。
しかし、金銭面などの理由から来年に持ち越し
結果、代案となったのが水上の「走り幅跳び」である。
実際、運河にセットを立ててシミュレーションをしてみたのだが…
もの凄く面白い。
しかし…着地側の案配が良くない。
色々試したのだが、安全が確保できない事から結局ボツにした。
当たり前だが、DOORSは安全面への意識が非常に高い。
アトラクション番組は、その性質上ケガをする事がある。
運動会で走っただけで捻挫したりアキレス腱を切るお父さんもいるだろう(笑)
しかし、テレビの番組収録でのケガは即「危険」となる。
例え「面白いゲーム」でも「安全」が確保できないのなら「ボツ」。
DOORSは放送では見えない細かい所に数々の安全処理が行われている。
そして高所に上がるタレントの皆さん・スタッフが多い為、安全確認に
相当な時間を割き収録時間が膨大になる。
大掛かりだからこそ「安全」が「安心」を呼び、芸人さんが思い切って
ゲームに挑戦できるのだ。
DOORS2007はナインティナインの岡村さんが奇跡の活躍を見せ
収録は大成功だった。
小生もこの年の上半期の失敗で…DOORSに賭ける意気込みは生半可ではなかった。
DOORS2006までは総合演出Kさんが最後の編集を担当していたのだが
この年から小生が一人で仕上げる事になった。
悩み抜いて出来上がった「DOORS2007」。
視聴率17.5%
ホールに作られた巨大アトラクションと海上のダイナミックなアトラクション。
両者が共存する新しい「DOORS」の形が受け入れられたのである。
そして、また不眠不休で働いた1200人のスタッフの苦労は報われた。
100点である。
弊社…否、小生はいわゆる「アベレージ・ヒッター」では無い。
大きな「空振り三振」と「満塁場外ホームラン」を繰り返す。
雇う側は「ホームランは要らないから常にヒットを希望する」だろう。
小生だってホームランを打ちたい訳ではなく…三振なんてもっと嫌です。
内野安打で充分。
なんだったら「振り逃げ」でもOKです。
若い頃、尊敬するプロデューサーが小生にこう言った。
「お前に平均点なんて期待していない。
100点か、0点…それがお前だ。
平均点が欲しかったらお前を雇わないよ。
だから大きく行け!」
確かに…学校の成績は悪かったが
ディレクターという職業は100点か0点でもいい。
しかし、経営者は0点取ってはイカンのだが…。
会社ができて3年経った2007年夏、しょっちゅう0点だらけだった。
若い頃、尊敬するプロデューサーが小生にこう言った。
「お前に平均点なんて期待していない。
100点か、0点…それがお前だ。
平均点が欲しかったらお前を雇わないよ。
だから大きく行け!」
2007年 春、ディレクターHが加わったものの…
待望のレギュラー番組だったTBS「キャプテン ドみの」は
低視聴率にて短命に終わった。
この年の春には「世界卓球2007」も行われ
キャスターには石原良純さんが決まった。
世界卓球の新しいプロデューサーとしてYさんが頭になっていた。
初年度の「FOLCOM.丸投げ体制」ではなく、人数は少ないがテレビ東京にも
卓球班なるものが出来上がった。
Yさんは小生と何故かウマが合い…非常に良くしてくださった。
「世界卓球2007」には勿論、弊社全員が前年の実績に自信を持ち
演出に加わったのだが…
前年の「団体戦」に比べ、今回の「個人戦」は
テレビ東京サイドも力を入れたにも関わらず…視聴率は散々。
総合演出である小生が色々な意味で甘かった。
1週間の放送なのに、4日目には日本人女子選手が全て敗退。
残りは「男子」と「外人選手」だけの放送だった。
「愛ちゃん」以外の女子選手を視聴者に覚えてもらうのだけでも手一杯。
「日本男子代表」を触る余力も無く…男子自体2008年から取材を
していくつもりだったので何も紹介できるVTR素材も無く…
一般には誰だか分からない男子選手を放送…打つ手が無かったのである。
甘い目論見は見事外れたのである。
小生は自分に腹が立っていた。
1年後、更に2年後の準備計画をイメージし…
来年を見ていろ!絶対に当ててやる!…と誓った。
結局、2007年の前半はヒドイ結果…0点ばかりだった。
これと時を同じくして「DOORS2007」のスタンバイは始まっており
Hディレクターも演出として参加する事になった。
Hは前チームでの経験もあり、小生と同じノウハウを持つ唯一の
人材である。
まずは、「DOORS」の何たるか…を学んでもらった。
Hは総合演出のKさんと小生が何故「同じ番組の演出トップとして
共存しているのか」を知り、とても驚いていた。
事実、Kさんは誰とでも上手く合わせる事を得意とする不思議な人だ。
難物である小生と上手くやるのは至難の業。
しかし…お互いの良さを共存させるべく、バランス感覚を柔軟にして
巨大特番を成功させている。
普段から「仲良し」という訳ではないのだが、DOORSで一緒に仕事を
するのはとても心地良かった。
さて、2007年のDOORSは前年度の「富士山ロケ」で懲りていた為
都内の貸しホールで収録する事に決定した。
選ばれたのは「東京ビッグサイト」
「屋根」があるだけで素晴らしい環境だと言える。
富士山でのDOORSで出来上がったアトラクションである
「ウォーターバイク(自転車で水上を走り距離を競う)」が非常に
人気があり、視聴率も稼げた為東京ビッグサイトの他、
屋外の収録も交えた形態をとることにした。
収録場所として「東京湾の東雲運河」が決まった。
2016年のオリンピック誘致を目指す東京都の協力を得たからだ。
この東雲運河で「ウォーターバイク」の他に新しいアトラクションを
準備していた。
「アルプスの少女ハイジのブランコ」だった。
しかし、金銭面などの理由から来年に持ち越し
結果、代案となったのが水上の「走り幅跳び」である。
実際、運河にセットを立ててシミュレーションをしてみたのだが…
もの凄く面白い。
しかし…着地側の案配が良くない。
色々試したのだが、安全が確保できない事から結局ボツにした。
当たり前だが、DOORSは安全面への意識が非常に高い。
アトラクション番組は、その性質上ケガをする事がある。
運動会で走っただけで捻挫したりアキレス腱を切るお父さんもいるだろう(笑)
しかし、テレビの番組収録でのケガは即「危険」となる。
例え「面白いゲーム」でも「安全」が確保できないのなら「ボツ」。
DOORSは放送では見えない細かい所に数々の安全処理が行われている。
そして高所に上がるタレントの皆さん・スタッフが多い為、安全確認に
相当な時間を割き収録時間が膨大になる。
大掛かりだからこそ「安全」が「安心」を呼び、芸人さんが思い切って
ゲームに挑戦できるのだ。
DOORS2007はナインティナインの岡村さんが奇跡の活躍を見せ
収録は大成功だった。
小生もこの年の上半期の失敗で…DOORSに賭ける意気込みは生半可ではなかった。
DOORS2006までは総合演出Kさんが最後の編集を担当していたのだが
この年から小生が一人で仕上げる事になった。
悩み抜いて出来上がった「DOORS2007」。
視聴率17.5%
ホールに作られた巨大アトラクションと海上のダイナミックなアトラクション。
両者が共存する新しい「DOORS」の形が受け入れられたのである。
そして、また不眠不休で働いた1200人のスタッフの苦労は報われた。
100点である。
弊社…否、小生はいわゆる「アベレージ・ヒッター」では無い。
大きな「空振り三振」と「満塁場外ホームラン」を繰り返す。
雇う側は「ホームランは要らないから常にヒットを希望する」だろう。
小生だってホームランを打ちたい訳ではなく…三振なんてもっと嫌です。
内野安打で充分。
なんだったら「振り逃げ」でもOKです。
若い頃、尊敬するプロデューサーが小生にこう言った。
「お前に平均点なんて期待していない。
100点か、0点…それがお前だ。
平均点が欲しかったらお前を雇わないよ。
だから大きく行け!」
確かに…学校の成績は悪かったが
ディレクターという職業は100点か0点でもいい。
しかし、経営者は0点取ってはイカンのだが…。
会社ができて3年経った2007年夏、しょっちゅう0点だらけだった。