とりあえず初年度の「世界卓球2006」を終え

DOORS2006の企画成立へ動きだしたのだが

問題点がいくつかあった…

2005年秋のDOORSは「テレビ放送50周年企画特番」だった為

予算の規模は破格(それでも大赤字で大問題になった)。

2006年のDOORSをやる条件として編成局が出した課題は

「昨年の3分の1の予算内でできるか?できるならやってヨシ」

というものだった。


当然、幕張メッセを2週間に亘って使い、大物タレントが山のように出演し、

テレビ史上最初で最後だろうと思われる数億円のセットで

収録できるわけも無い。


どうするか…


Uプロデューサー、総合演出Kさん、小生の会議が始まった。

ギブアップするのは簡単だが、昨年命を削ってまで作った作品である。

「一度きりで終わらせてなるもか」と皆思っていた事は間違いない。


まず、収録場所の問題が大きい。

前年のような形態では場所代だけで数千万円(億に近い)が飛ぶ。

4日間の収録だったものを2日間に絞ったところで焼け石に水。

ならば…

「屋外でやろう」と決めた。

「どこで…?」


DOORSとはそもそも「仮想アトラクションパーク」である。

実際には無い遊園地を壮大な「ウソ」として創った。


「一夜限りの巨大テーマパーク限定オープン」という宣伝文句。

宣伝が行き過ぎて放送日に幕張メッセに子連れでチケットを買いに

来たという親子が何組もあったというウソみたいな出来事もあった(笑)


ならば今回は更なる「大ウソ」がいい。


「富士山でやろうよ!

 富士山、樹海、富士五湖…に巨大遊園地出現!

 DOORSが富士山に完成!これだ!」


大ウソである。

実際は富士五湖近くの広大な広場にメインセットを立て

富士急ハイランドの新コースター「ええじゃないか」を

使わせてもらい、借りた宿でも深夜ロケを行い、

実際の廃墟を「幽霊屋敷」に見立てゲームをする…

これが真相だ。

お金が無いからである。


準備期間が短かった為、富士のロケハンも頻繁に行った。


出演するタレントさんもこの年から「お笑い芸人」メインとした。


この年、新アトラクションが多数登場。

前にも書いたが前年DOORSは

「和田アキ子、泉ピン子でもクリアできて若い男性タレントが失敗して

 しまうような事が起こるゲーム」が課題だった。

しかし2006年は芸人さんの「リアクションが楽しめる」ゲームとした。


そこで登場したのが…

体内時計の対戦型ゲーム「バンジー7(負けたら強制バンジージャンプ)」

記録挑戦型ゲーム「ウォーターバイク(自転車で湖の上に浮かぶ300mの

橋を渡る)」

今年も登場するDOORSの名物アトラクションが出来上がった。

前年と比べ大幅なルール変更も行われた為2005年のDOORSとは

タイトルが同じだけで全く新規の番組といった形になった。


8月 DOORS2006 収録を迎えるのだが…


この後長くなるので 第20話で書きます。


………つづく