母の手を握れた日
ご無沙汰しております。
7月末以降、色々とあり
少しブログをストップしておりました。
少しずつ落ち着いて来たので、
自分のペースでゆっくり再開です。
7月末の話。
母がひどいめまいと
吐き気で寝込んでいました。
吐き気が強く、
水分もほとんど摂れない状態。
今まで見たことがないくらい衰弱していて、
震えている母を目の前にした時、
私はただただ心配で、
何かできることはないかと考えていました。
気づけば私は、母の手を握っていました。
実は私、
今まで母に触れるということを、
あまりしてきませんでした。
「なんでだろう?」
そう考えてみると、
一つ思い当たることがありました。
私は五歳離れた妹がいる長女です。
妹が生まれてからは、
「お姉ちゃんだから。」
そんな気持ちが、
いつもどこかにありました。
甘えちゃいけない。
手をつないでほしいなんて
言っちゃいけない。
抱きしめてほしいなんて
思っちゃいけない。
そんなふうに、自分でも気づかないうちに
思っていたのかもしれません。
だからなのか、
大人になった私は、
母に触れることさえ、
どこか照れくさくて、
少し躊躇してしまう自分がいました。
でも今回は違いました。
何も考えず、
ただ自然に手が伸びたんです。
母の手は少し冷たくて、
力もなくて、
その手を握った瞬間、
胸がぎゅっと締め付けられました。
そして同時に、
こんな思いが込み上げてきました。
「なんで今まで、もっとこうして
こなかったんだろう。」
手を握る。
たったそれだけのこと。
でも私にとっては、
とても大きな一歩だったように思います。
そのまま私は、
握った手を通して
レイキを送りました。
「必要なことが起こる事に感謝します。」
と思いながら。
レイキは病気を治すためだけの
ものではありません。
私にとってレイキは、
「大丈夫だよ。」
という安心を、
言葉ではなく手を通して届けられるもの。
そんな存在です。
もしレイキを学んでいなかったら、
私はただオロオロしていた
だけだったかもしれません。
でも今は、
何もできないのではなく、
「今の私にできること」
を選ぶことができました。
そのことが、
とてもありがたく感じました。
そしてもう一つ気づいたことがあります。
母の手を握りながら、
本当は癒やされていたのは、
昔、お姉ちゃんだからと
甘えることをやめた、
小さな頃の私だったのかもしれません。
人に触れること。
手を握ること。
その温もりには、
言葉以上に伝わるものがあるのだと、
改めて感じた出来事でした。
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FOL.(フォル) 利可子
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