ドイツの生物学者であり哲学者でもあるヤーコプ・ヨハン・バロン・フォン・ユクスキュルの概念です。


全ての動物は、それぞれの持つ特有の知覚、脳の構造によって世界を認識しているという概念です。


要するに、人間は人間の脳で認識できる世界を認識し、ハエはハエの脳で見る世界、ダニはダニの脳で見る世界、ネコはネコの脳で見る世界がある。


だから、普遍的と思われる時間、空間、存在もそれぞれの独自の時間、空間、存在として認識されるということにもなります。


さらに詳しくいえば、人間には人間の時間、ハエにはハエの時間、ダニにはダニの時間、ネコにはネコの時間がそれぞれあるということです。


このことをどう解析すれば良いのか?


私たちは人間の時間を基準を絶対として、生きています。


人間だけでなく、他の動物や虫もいるのに、人間の見る人間の認識の世界だけが認められている。


言い換えれば人間勝手ということ。
本で例えれば、無数にある本のページの1ページでしかないはずなのに。


良くも悪くも、人間勝手に生きてきた結果がこの現実です。


コロナパンデミック、終わらない戦争、貧困の問題、環境破壊の問題、人間が人間勝手に生きてきたことで起こった問題です。

そろそろ変わる時がきたとのだと思います。


皆さんはどうおもうでしょうか?