お腹がへったら漕ぐ日記



The Fuji from Mt. 国師ヶ岳





大弛峠登板後ひょんな事から、霜に覆われた岩の山道を標高2500m程まで登山する事になってしまった。


靴はMTBシューズ。 


どうしても登山中は足下に気をとられて下を向き気味になる。


これから踏み出す足をどこに下ろすかだけに気をとられていると、急に足下が明るくなった。


ふと顔を上げてみると、そこには御機嫌な御富士が凛とした姿を現していた。










また懲りずに ・・・・・ と言おうか? 今回はピーカンの天気予報に狙い定めてリアルに紅葉狩り


ちょうど2年前の10月13日に最高の紅葉始めを見せてくれたから、


今年の冷夏を鑑みるにちょうど紅葉クライマックスじゃない? な妄想携えて大弛峠 with ドエ松
 
 




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日の出 





葡萄畑を過ぎクリスタルラインにはいる手前にて背中に日の出を浴びる。


山の景色を味わうには早朝しかあるまいの教え通りである。


早朝ならではの喉を冷やすような清らかな空気が気持ちよい。





写真のように予報とは違い山の下の方が雲に覆われて心配であったけれど、


山に近づくに従い雲は取れ、これから見る素晴らしい景色を予感せざるをえません。
 
 




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木々の間をぬって朝日が横からさしてくる


太陽の動きは速くて横からさす朝日が織りなす光と陰はどんどん位置を変えていく。


それはこうやって写真を撮っていてもその動きが分かる程なんですよ。






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中間地点の乙女峠までは紅葉らしい色づきも無いのだけれど、


唯一、途中にある水場の場所の木だけが色づいている。


そう言えば谷筋でも、水に近い場所の方が紅葉が早い様な気がしますね。


青い空に黄色い光が心地よいです。

 
 

 
 


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雲が真横に見える位置まで来るとそこそこ登って来た感がします。


景色と空気を楽しみながら約1000m登り標高は1400m


あまりにもゆったりし過ぎて太陽の高度も上がり空も木々もキラキラと輝き出す。



 
 

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乙女湖





この区間唯一の下りもある乙女湖横


ここでスピードにのってその後の8%越えの登りに備えるが、せいぜい300m位で電池切れ。


その後はゼイゼイいたします。






全区間30kmのちょうど中間地点にあたるのがこの場所で、


青看板にあるように左折すると、乙女高原から昇仙峡に抜けられる。


紅葉が進んだ頃また来たい気満々なのである。


 





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紅葉





10月12日現在で金峰牧場辺りまで紅葉全線が降りてきているのは2年前と同じ。


ところで葉が黄色くなる木は正確には黄葉と言うそうですね。


読み方は 『コウヨウ』 でもよいんで紅葉と同じなんですが・・・・




 

 

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北に朝日岳、西に南アルプスを望みながら高度を上げていく。


この辺りの紅葉の進みを見ると見頃までまだ間がありそうです。


同じ樹種でも、黄色だったり、まだ真緑だったり。


この辺りなら後、11月始め位までは応用が楽しめるのかな~?






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後半の15kmは900mの登りに対して殆どキツイと言う感じはしないのが不思議な気がします。


それは多分に後半戦中盤の等高線に沿った傾斜がほとんどない5km程の区間に依るモノのような気がします。


木々の木漏れ日の中は本当に気持ちよく快適に走ることが出来るんです。




 
 

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なんとこの前日が今年初の雪だったそうです
  

ハーハーと登っている時は寒さに気づきませんが、吐く息が白くなってきました。




 
 

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傾斜が緩い区間を過ぎると最後の仕上げとばかりに峠に向けてジリジリと高度を上げる。


それに伴い視界の中に占める黄色や赤の色がついた部分の面積がどんどん増えてきますのよ。


春の芽吹きから、夏の勢青、そして秋の紅葉と一年間目を楽しませてくれていることに感謝したくなります。


万物の創造主である神様はほんと上手く作ってはります。





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大弛峠





やっと到着した。


30km、1800mの登りはどう見ても長いんだけれど、


前半と後半の景色の変化、空気の変化、気候の変化に飽きることはない。





ただ、登りきったこの峠は見晴らしがいいわけではない。


また、ハイカーの車でごったがえし峠は駐車場と化し決して感動的な峠ではないのが残念です。


でも、俺には上に広がる真っ青な空がある。






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凍てつく





地面、葉、手すり ・・・・ 上に向いている面はすべて白く霜がついている。


大弛小屋のオヤジさんによるとこの朝の最低気温は-3℃だったそう。


写真を撮った時点でも霜を触るとサラサラと崩れていくところからみて0℃に近い温度だろうか。






さすがに夏用半袖ジャージにアームウォーマだけでは見る見る冷えが忍び寄ってくる。


前回も登った後凍えて死ぬ思いをしたので今回はCRAFTのアンダーを着込んで更にウインドブレーカーをば。


これから大弛峠を考えている方は真冬の装備を!






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夏用長袖しか持ってきてない秋の山を舐めすぎドエ松はブルブル震えてる。


とりあえず山小屋にビバークしていただき、わたくし単独で夢の庭園へ。






夢の楽園まではご覧のような階段が設置されているが、霜で凍り付いてキラキラ光ってる。


等と言うてる場合や無くスベルスベル


転けて思い切り腰を強打しました・・・・
 

  
 
 
 


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夢の庭園





に登ってきた。


小屋から10分位だろうか。


一気に視界が開けて標高2300mの景色を楽しむ。


   
  



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大渋滞





ではなくて、ハイカーが車を止める場所が無くなりどんどん縦列駐車の列が延びて行ってるんですよ。


すれ違い用のスペースも関係なくびっちり駐車するものだから、


すれ違えないし転回も出来ないしスッチャカメッチャカ。


怒鳴り合いまでしてる奴らまでいる始末。  






と、先程まで登ってきた道だけではなく下々の生活が見渡せるのです。
 





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ただ、ちょっと不満感が・・・・


標高2300m程まで登ってきたのに、見えてしかるべき? 富士山も八ヶ岳も見えない。


詳しそうなハイカーの方に聞いてみると、富士山や八ヶ岳はちょうど他の山に隠れて見えないとか・・・・エッ?







そして、国師ヶ岳方面に更に登っていけば見られると言いなはる。


『どうせなら行った方がいいよー、自転車で登ってくる位だから元気でしょ!』 なんて煽りやがるし。w


俺も乗せられて、『そうですねー、ちょっと行って来ますわ 』 とか言ってしまった。


気温0℃の中、レーパン、薄着、MTBシューズ なんですけども・・・・・





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30分位と聞いていたが、20分位登ったところで木々が途切れ明るくなった。


そして、ふと顔を上げるとそこには御富士。


素晴らしい。


標高2500mから見る富士というのもなかなか良いものです。






しかし、ここまでの望遠になるとコンデジじゃきちゃなくてどうにもなりませんな・・・・




 


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後を振り向くと、対面の朝日岳山頂と同じ高さに自分が居ることに気付く。


そして、その右側に先程まで姿を隠していた八ヶ岳が現れたのでした。






八ヶ岳が現れると、朝日岳の左に見えるのが南アルプスそして雲が掛かっているのが甲斐駒ヶ岳


                        ・・・・・・   と自分が今居る位置が認識できて何故か安心できる不思議。


地図上で自分がどの辺にいるか認識できてないとなんだか不安になるんですよ。
 
 
 
 


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さて、これ何かと申しますと?


気温が低くて、霜も成長するとこんなに大きくなるんですよ。


自分もこんな大きく成長した霜は始めてみました。 





こんなものまで見られて、結果的には乗せられてここまで登ったのは正解だった様ですね。


  
 



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山から下りてくると朝には見えなかった富士山がお出迎え。


この辺りに広がる葡萄畑越しに富士山が見えてパシャリ。
 

下界はすっかり暖かく20度に迫る気温です。


やはり2000m近い高度差は10℃を遙かに超える気温差を産み出すようです。



 


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カキとキノコのソテークリームソース
 
 



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チキンカレー  





日の出頃から山を登り、更に国師ヶ岳近くまで二本脚登山までして腹が減りました。


本日の飲食活動は山梨市駅近くの洋食どころ JINBEE


ボリュームと味の店と聞いていて、ずっと来たかった店なんですよ。  





写真じゃ分かりにくいのが残念だけれど、凄いボリューム。 


カキの濃厚な香りと味がクリームと合ってウマぁ~ w


カレーも骨付きチキンが5~6本も載っていて迫力満点。  しかも安い。


この辺りでボリュームと言えば天ぷら、ほうとうの白州もあるし、山梨も侮れないですね。






最高の天気に恵まれ最高でございました。




Many thanks to Miss.ドエ松




今日もありがとう

 
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