奥武蔵GL 刈場坂峠手前
上が3月15日、下が2月2日。
春が一気に来ました。
って上の写真は秋っぽいのですが・・・・
先週はまだ黒山展望台から先は氷に閉ざされていたと聞いたのだけれど、
急激な気温の上昇、そして前日から降り続いた雨できっとGLも走れるだろうと走る事にしました
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飯能からは名栗方面へ県70号(飯能名栗線)を名栗方面へ向かうと
朝から気温も高く汗がじんわりと出てきます。
まだ体が冬仕様なのか足は回らないし、なんだか上手く走れない。
冬好きの自分にとっては少し気温が上がると途端にダメで既にしんどい。 困った。
小瀬戸の交差点で左折県350号(南飯能線)に入ると梅やら菜の花やらが咲いてすっかり春。
当初、子の権現経由で、奥武蔵GLに向かおうかな?等と考えておりましたが、
調子がどうも悪。
と、写真なんぞを撮りつつほんの少し走ると、ご覧の看板が右手に見えた。
何度かここは通っていたけれど、今まで気付かなかったなー・・・
『東峠』、『被害吾野駅』、『299ヘ』 とある。
知らない道を走るのは大好きだし、299号へ出られるとあれば迷う必要もなく
ワン・ツーで謎の初体験ゾーン 【林道長尾坂野口入線】 に入っていった。
雨に濡れる林道長尾坂野口入線
湿気を含んだ柔らかな空気が冬とは明らかに違う。
前日から降り続いた雨で今だ路面は濡れているけれど、
朝の太陽が路面を照らしてそれがまた綺麗で気持ちいい。
そして気づいた。
鳥のさえずりの嬉しそうな事。 静まりかえった冬から春になると急に山も活気づく。
鳥も春は嬉しいのかな~?_
国299号を見下ろす
登りは短めで斜度も適度。 調子が悪い体にも気持ちがいい。
下には 【東峠】 とあったがキャッチーな碑などは何もなく、
峠を越えると面前が開け、国299号が眼下にあった。
そこからは国299号まで短いダウンヒル。
あっと言う間に東吾野駅の裏側に出てきた。
そこで国299号に出ようかと思ったら左手に更に林道が繋がっていた。
【林道平坂飛村線】とある。
村人に聞くと国299号と並行して吾野駅の辺りまで続いているというので早速・・・。
国道299号は大型車も多くかなり嫌いな道。
そんな道と並行して林道が続いているなんて願ったり叶ったり。
木々の間からは奥武蔵方向に景気が広がり気持ちいいワインディング
下には国299号が見下ろしながら、アップダウンのある道を進む。
只、道には葉っぱやら、細かい砂利やらが結構堆積していて、最近まで雪に閉ざされていた事を臭わせる。
最後吾野へ降りていくダウンヒルも気持ちいい事この上なし。
この頃には体も調子よく、何故か自転車もいつもより走行感がいい!
『 路面にへばり付くような、コーナリング フォ~!』
『チタンの粘りか?いつもより乗り心地がイイゾ! フォ~!』
『フォー~! って・・・古』
と気分よく降りていたら、どうもおかしい・・・・
フロントタイヤをみると、ブオ~ン、ブオ~ン と路面状況に応じてヘシャゲておりました・・・・
なんか刺さってました。
道にはいろんなモノが散乱していたので、仕方がないカ。。。
図らずもダウンヒルは空気圧を下げると、ことのほか安心感高くコーナリングできる事が分かった。
そして、QICKERの空気入れは素晴らしかった。
災い転じて福となす。
なんか使い方間違ってる?
と、国299号に降りてきたところで分かりました。
ここって、以前 『 縦に動いたら疲れた 』 の時に通った林道吾野飛村線に出てきた。
何となく、この辺りの道がほぼ繋がった。 嬉。
飯能方面から、顔振峠に方面に行く際に林道経由で10km程のこのルート は結構イイ!
気に入った!
さて、青看板には顔振峠とあるし、顔振峠経由で奥武蔵グリーンラインに向かう事に。
国299号から奥武蔵グリーンラインに向かうのに高山不動尊の坂がシャレにならない激坂だったので
かなり恐れていたけれど、顔振峠に向かう坂は斜度こそ10%程だけれど距離も3.5km程と短くて登りやすい。
と見栄を張りますが、冬衣装に照りつける太陽で汗だくでござーました・・・・
と、顔振峠に上がってきた時 = 時の刻10時。
朝飯食ってないし、10時と言えばおやつの時間。
そしたらあるんだよねー。 都合よく。 平九郎茶屋の手前に cafe【忘路庵】
しかもこの店この日が今年初めての営業日、そして朝10時で一発目の客。
すなわち今年初のお客・・・俺?
お天気もよく、体もオーバーヒート気味なので外のテラスに陣取る。
奥武蔵グリーンラインからは少し下りた場所にあって、なんとも落ち着いた佇まい。
木々に囲まれ、テラスからは名栗、奥多摩方面の山々が見て取れる。
メニューをチラチラと見ていたら、鶯の鳴き声が聞こえてきた。
何でもこの前日が鶯の初鳴きだったそう。
外でストレッチなんぞをしつつ待っていたら寒くなってきた。
標高500mなのでやはり下界よりは気温が低いのであります。
で、中に入ってみるとなんとも上質で大人な空間。
大きな吹き抜け空間に渡る大きな丸太の梁が目をひいて素晴らしい。
木工作家と言うだけあって綺麗な木製家具が適切に配され、
何と言っても大きなスピーカーが目をひく。
太陽光が刺すウッディな空間でまどろみながらケーキが来るのを待つ。 良い店ダ。
黒砂糖とシナモンのカスタード、リンゴを載せて焼いたパウンドケーキ
こういう店って 『 素人なりにがんばってますね~ 』 って感じの店かと思ったけれど イヤイヤ侮れません。
元々、パウンドケーキもブリュレも好きでよく食べるんだけど、ここんちのはカナリイケル。
パウンドのリッチな生地に果物を練り込むというのはありがちだけど、上に載せて焼いているという。
果物の水分が行き渡るからか?なんともしっとりしていて、リッチな生地&リンゴの程よい酸味でなかなかよい。
そして、カスタードの方が、コレは今まで食べたブリュレの中でもかなりのモノ!
全体的に値段は高めだけれど、こんな山の中でこんな美味しいスイーツが食べられるなんて幸せです。
これ以上寛いだら、このまま山を下りてしまうか??と言うギリギリのところまで寛ぎまくり店を後にする。
こんな場所でもステキな店ってあるものなのね。
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さて、更に奥武蔵グリーンラインを走り続けます。
途中砂利道があって、『GLに砂利道なんてあったっけ?』 なんて思い返せども記憶にない。
とみると、そこは黒山の展望台でした。
先週までここから凍り付いていたと聞いていた場所。
やはり雪解けあとは、いろんなモノが堆積したり流れてきたり道があれてま下。
関八州見晴台へ登山
傘杉峠を越え関八州見晴台まで来たので、約一年ぶりに足で登ります。
人と来てると山登りなんて言うと嫌がられるので、お一人の時はやりたい放題ってワケです。
ジジババの巣窟
さすが、見晴台と言うだけあって木もまばらで見晴らし吉。
只、春霞で遠くまで見通せると言う訳でもなし。
しかし、さすが中高年のハイキングブ^-ムで見晴台はジジババだらけ。
ピチピチ姿を見て 『若い人はいいわね~』 等と若くもないしジロジロ見られるのであえなく退散。
いつもの場所でパチリ
結構疲れました。
ホント奥武蔵グリーンラインってアップダウンが死ぬほど繰り返しで疲れます。
でも、刈場坂峠まで来たら、先も見えてきて何となく一安心する。
3月15日はホント朝から天気がよく気温も上がってGLは自転車乗りだらけか?
等と思っていたが、ここまですれ違った自転車乗りはたった一名。
長い間氷に閉ざされていたからな~・・・・
林道奥武蔵支線
実は奥武蔵グリーンラインの枝道でずっと気になっていた林道があった。
それが刈場坂峠の少し先から分かれるこの林道である。
現在白石峠が通行止めで、その迂回路としてその先の高篠峠へ誘導されているが、
高篠峠方向へ分岐を右折せず直進したら、刈場坂近くのこの場所に出られるではないか?
と、ズーッと気になっていて調査してみたかったノダ。 (分かる人のみうなずいてください。(^o^;) )
と、調査に入ろうとしたその時、
写真にフレ-ムインしているBEACHのローディーの方がこの道に入って行くではないか!!
で、聞いてみると 『 白石峠TTスタート地点まで舗装路で続いている 』 とおっしゃるではないか!
ハー!また図らずも自力で調査することなく調査できた。 これまた嬉。
これはホント嬉しかった。
実はこのときとってもお腹が空いていたのです。
このまま、白石TTスタート地点まで降りたらどこで飯を食えば良いのだろう?等と悩みどころ満載。
林道 丸山線
その悩みがとれたなら、降りていきましょう秩父まで。
と、大野峠から初めての林道=丸山林道を使って秩父に降りてきます。
補給食もないしプチ登山までしてメチャメチャ腹が減っていたのです。
頭の中は 蕎麦じゃない肉だ! 肉が食いたい!
武甲山
武甲山を正面に見ながら長い長いダウンヒル。
地図はあるけど縮尺が大きくて何カ所かある分岐に迷う。
上の方はそうでもないけれど、下に行くに従って斜度がきつくなる。
国299号は走る気がしないし、これを登り返すのも・・・・なんだか帰りが心配この上ない。
結局11km程のナガーイダウンヒルでしたヨ。
腹が減ってどうにもなりません。
秩父で肉と言えば ワラジカツ丼!カ? って事でわらじカツ丼と言えば【安田屋秩父店】に。
で小鹿野じゃない方に行ったんですが・・・・店の前に人が並んでて・・・・ガァーン (古ッ)
あまりのショックに写真とるのをを忘れる。。。
早く食いたい一心で別のわらじカツ丼屋が沢山ありそうな140号を秩父駅方面に爆走。
飯だぁ!飯だぁ!
と走っていたら、結構カワイイっぽいオンニャノコの集団が店に入っていくのが見えた。
『うン?・・・いかにも逝けてない店。』 ・・・・ もうイイヤ~腹減りすぎて背に腹は代えられん。
つー事でカワイイオンニャノコを追って入店 レストラン【エデン】
逝けてないでしょ・・・
何となくレースのカーテンで中が見えない店にはいるとシーンとしていて・・・・と想像していたんだけど
店内に入ってみたらほぼ満席。 しかも、いかにも地元の人ばかりって言う雰囲気。
この時点で、『 もしかしたら当たりかも!』 なんて思い出す。
注文は当然の様に 肉! 上とんかつ定食
カウンターに座ると目の前には皿に盛られた山盛りのキャベツ!
そして、メインのフライモノが揚がって来るのを待つ高揚感。
しかし、他の人の注文は出来上がっていくのに、自分のがなかなか来ない・・・・
『もしかしたら、忘れられてるんじゃ? 忘れていたら暴れようか?』 等と思ってキョロついてたら
おじさん: 『上トンは時間が掛かるんだよ~、もうちょっと待ってね~』 と。。。
そして30分近く待ったでしょうか? ついに来た。
オーオオオ !!!!!
『なんですか?この厚みはーーー』
さすが、この厚さだと低温でじっくり揚げないと無理だよな~。 待ったかいがあった
ホント、その厚みに自分は恥しいほどの満面の笑みをたたえていたと思います。
そして食らいついてみると、程よいしっとり加減。
噛みつくと柔らかくサクリと肉に歯が入っていく豚肉特有の肉質感。
噛むと、脂、衣、ソースが渾然一体になって、ふまぁ~
脂身はカットしてあって脂に弱い自分もボリュームが有るがあっさりと食べられる。
そして、衣は薄めでみっちりと肉に付いてみっともなく肉から剥がれない。
オヤジやりよるな。。。
揚げて熱を加えると肉なんて小さくなるのに揚げてなおこの厚さ!
厚すぎてそれに対比して面積が小さく見える写真になってしまったがそんな事ありません。
肉の量は300gはあるんじゃ?
ご飯もどんぶりにたんまり、キャベツもたんまり。 。
腹ぺこ状態の自分が満腹になるんだから、結構なモノだと思います。
値段もお安く地元民で満席なのも納得。
『 逝けてない 』 なんて言ってごめんなさい。
見た目で判断してはいけません。 秩父の奥深さを知りました。
安田屋が混んでいたお陰でこんな素晴らしいお食事にありつけて、この幸運に感謝!
災い転じて福となす。
なんか使い方間違ってる?
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飯を食ったら甘味なんで龍勢ヒルクライムの時にすっかり気に入ったケーキ【クリムト】に向けます。
渋すぎ
秩父駅周辺をあらためてキョロキョロと走ってみたんだけれど、渋い!
空襲にあってないから? えらい渋い建物が残ってる。
ちょっと秩父が好きになりました。
それに、先ほどのとんかつに気をよくして、秩父の食事処も探索したくなりました。
蕎麦は有名すぎるので蕎麦以外の旨いモノを探したいな~
ねぎし鯛焼き店
お腹はケーキだったけれど、ふと鯛焼き屋を発見してしまった。
暑くなる前に鯛焼きを食べるのも悪くないな~等
【およげたいやきくん】の張り物は30年前テレビ局から貰ったモノだそうだ。
ちょっと生地が多めだけれど、店主のお婆ちゃんはお茶まで入れてくれてお話ししながら美味しく戴いた。
秩父もなかなか良いところだな~
ちょっと長くなってきたのでこの辺で。
今日もありがとう
alpslab route によるルート
cafe 【忘路庵】
・住所:埼玉県飯能市長沢1661-2
・電話:042-978-2339
・時間:10:00~17:00
・休み:火、水、木曜、冬期休み
洋食 【レストランエデン】
・住所:埼玉県秩父市野坂町1丁目20-9
・電話:0494-24-1181
・時間:11:00~21:00
・休み:木曜
鯛焼き 【ねぎし鯛焼き店】
・住所:埼玉県秩父市上町1ー6-4
・電話:0494-24-2138
・時間:
・休み:


























