ひとしきり泣いた後。
私は女の子に尋ねた。


どうしてこんな所にいるのか。
他にヒトはいるのか。
私の事を知らないか、と。


女の子は私の事を知らなかった。
まあ、期待はしていなかったけど。


女の子は他にもたくさんヒトがいると言った。

この先に小さな集落があるらしい。


どうしてこんな所にいるのか。
女の子は先ほどの黒いヤツに捕まって、運んで来られたと言う。

お母さんと一緒に……。



女の子がまた泣き出しそうになったので、ポンポンと軽く頭を叩いてやった。


「そういえば、名前は何て言うの?」


「ハク。」


小さく、照れながら言った女の子の髪は白で、お似合いな名前だなと思った。


腰まである髪を青いリボンで軽く結っている。

ただ、せっかくの綺麗な白髪が泥と埃と血とで汚れてしまっていた。


「おねーちゃんのお名前は何て言うの?」


赤い、ルビーのようなつぶらな瞳で私を見上げ、今度は私の名前を訊いた。


「……………判らないの。」


「自分のお名前が判らないの?」


女の子が驚いた様子で私を見ていた。


「うん。どうして此処にいるのかも思い出せないんだ。」


頑張って笑顔を作ったけど、多分、笑顔になってないな。


「……じゃあ、
あたしがお名前を付けていい?」


女の子がそんな事を言った。


「良いよ。
ただし、可愛い名前にしてよ。」


名無しは私も嫌だ。
付けてくれるなら嬉しい。


女の子は凄く悩んで悩んで、そして私に、


「おねーちゃんのお名前は“アリス”!」


“アリス”、と名前を付けてくれた。
 


今日は免許取ってから初めてドライブに行った。

それに同車した命知らずは母と妹。


夏一番乗りで免許取ったクセになかなか車に乗れる機会が無かったから危うくペーパードライバーになる寸前だったよ…(汗)


取り敢えず電器屋に用があったから、そっち方面からヒヤジョウバンタまで行くことに。







ちょっと危なかったです。

忘れてたっつーか、少し緊張してたっつーか…。


後の要因は車内が凄く五月蝿かったからかも知れない。コントしてたよ。

結構フラついていました、警察いたら間違い無くアルコール検査される級に。



走っている内に感覚が戻ってきて、だいぶ楽しくなってきましたよ。体は覚えているもんですww


結局一周してきました!( ̄∀ ̄)


次は逆回りで行きたいと思います!


初めてのブログやっほい♪-SA3D0559.jpg

ガサリと、近くの草陰から音がした。


「ハハハ、ハ?」


ピタリと静止する私。


(アイツの仲間?)


さっきの血の雨とアイツの血で真っ赤に染まった剣を握りしめて、スタスタ物音のした草陰へ行く。


「出っておいで~♪」


剣を横一線に振るう。

草は呆気なく、剣で振るった通りにバッサリ切れた。


そして、そこに居たのは……。



「ヒッ、ヒック、うぅ~、グシッ」



「……子供?」


沸騰していた血液と頭がスーッと冷めた。


よく見たら、腕を怪我していた。


(アイツにやられたのか?)


「腕、大丈――」

「ッ!!(ビクッ)」


ああ、私の事を恐がっているのか。


(そりゃ そうだよな。)


私は自分の姿を見てそう思った。

今の私は、上から下まで真っ赤。

元から赤いのに、アイツの返り血まで加わって、私は真っ赤なケモノだ。


先ほどとは違う感情が私の心を掻き毟った。


「………た。」


女の子の小さな声。


「え?」


「良かった…。
おねーちゃんまで食べられなくって…。」


(あ……。)


事情を察する。


さっきの肉片は、この子のお父さんかお母さんだったんだ。


女の子の顔は、涙と鼻水でグチャグチャになっていた。


「もう、大丈夫だよ。
あの黒いヤツは私がやっつけたから。」


にっこりと私は微笑んだ。


「本当?」


「本当。」


それを聴いて安心したのか、女の子は私にしがみついて、血まみれになるのも構わずに大声で泣き始めた。


それを黙って見ていた私も、今までこらえていたモノが一気に溢れ、溢れ出し、女の子を優しく抱いて一緒に泣いた。
 
 
………
 
………………。
 
 
――― ドシュッ
 
















































「………………血。」


赤。 鉄と潮の匂いのする命のオイル。


血が、血の雨が降っていた。


「ハ、アハハハ。」


体が勝手に動いた。

剣も勝手に動いた。




襲われる、直前。

急に体が脚が腕が軽くなってアイツの爪と歯と脚との凶器の雨をかい潜り剣が腕を下から切り飛ばし回転させて顎を斬りつけ斜めにアイツの胴を切り裂き臓物を引きずり出して倒れたアイツの上に飛び乗って―――


―――心臓を一突き



「アハハハ、ハハ、ハハハハハハハハハハハハハ!!」



倒した。

化け物を倒した。

私が倒した。

私は強い。

強いんだ!!


「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」


可笑しくて
笑いが止まらない。