3月16日(土)

呼吸器外科の外来診察。


超初期の肺腺がんのため、右肺上葉を切除する手術を受けて1か月以上が過ぎました。

おかげさまで傷口とその周辺の痛みについてはかなり改善してきました。

傷口よりもお腹側のビリビリ痺れるような感覚は肋間神経痛とのこと。大体1〜2か月で改善することが多いけれども、長い人は1年くらい症状が続くらしいです。


肋間神経痛は特に若い人に多い症状なんだとか。

40代の私は、がん患者としては若いうちに入ってしまうので、恐らく肋間神経痛と長く付き合っていくんだろうな。






問題は咳。

お腹いっぱいになるほど大量の咳止め薬を飲んでいたのに、治まるどころか、どんどん悪化していくので、これは何かがおかしいと思って、調べましたらね。

循環器内科で処方されている薬の中に、かなりの頻度で咳が出現する薬がありました。

そういえば、処方される時、主治医の先生も薬剤師さんも、咳が出ると言っていたし。


もしかして、このしつこい咳は、その薬が原因なのかな、と思って、その影響を尋ねました。


呼吸器外科の先生の見解では、

「すでに長く飲んでいる薬なので、その可能性は低い。恐らく手術が原因で咳喘息を起こしていると思われます。」

とのこと。


ということで、今までの咳止めは全部中止。

喘息のお薬を処方してもらいました。





こちら↓は、処方された吸入薬の吸入練習器。

口に咥えて息を吸うと音が出る笛。



こういうの、MRさんが持ってくるんだろうなあ。






シムビコートは、まずは先発品で効果を確かめてからジェネリックにしてね、と先発品のご指定がありました。


そして、昨晩からシムビコートの利用がスタートし、約1日が経ちまして。






すごい。

あのしつこい空咳がピタリと止まった……。

これは確かに循環器内科の薬の副作用ではなく、咳喘息ですわ。






調べてみると、咳喘息の患者さんの3割程度が喘息に移行してしまうんだとか。

早めに対策することが大事なんだろうな。






というわけで。

肺腺がん手術の結果、咳喘息になってしまいました。