辻堂魁さんの「五分の魂 風の市兵衛」を読む。
「風の市兵衛」シリーズの第八作目。
市兵衛、鬼シブ、返弥陀ノ介など、
お馴染みの面々の醸し出す雰囲気は、
それだけで、物語の安定感、安心感を抱かせる。
どんなに強い相手にもきっと、屈することなく、
最後には倒し、大団円を迎える。
時代小説のシリーズは、
ドキドキ、ハラハラはしても、
結局は、完全なる悪者を叩き潰してくれる。
辿り着く結末は、決して暗いものにならないのがいい。
爽快感をもらって、次にいける。
今回は、貧乏旗本の子息が、町人の金貸しの老婆を斬殺した。
子息がなぜ、そのような凶行におよんだのか、
その旗本に縁のある弥陀ノ介から、理由を探ってくれと頼まれた市兵衛。
弥陀ノ介と共に、調べを始める…。