性犯罪者にGPS
「性犯罪者にGPSを持たせ、再犯防止へ」
そんなニュースが報じられました。
見出しだけを見ると、
「性犯罪をした人は
これから全員GPSをつけるの?」
と思う方もいるかもしれません。
でも、現時点で
そこまで決まったわけではありません。
法務省が検討しているのは、
仮釈放中の性犯罪者等を対象に、
GPS機器を保護観察での指導や
再犯防止にどう活用できるか、というもの。
子どもを性被害から守る
仕組みが増えていくことは、
とても大切なことだと思います。
GPSと日本版DBSの違いとは?
年内には
「日本版DBS」とも呼ばれる
こども性暴力防止法が施行されます。
学校や保育所など、
子どもと関わる場で性暴力を防ぐため、
対象となる従事者の
性犯罪歴を確認する
仕組みなどが始まります。
GPSの検討と日本版DBS。
方法は違いますが、
社会が
「被害が起きてから罰する」
だけではなく、
「被害を起こさないために、どうするか」
を考えているという点では、
どちらも大切な動きだと思います。
GPSや制度があれば子どもは守れる?
GPSがあれば、
子どもを守れるのでしょうか?
制度からあれば守れるのでしょうか?
ここで忘れたくないことがあります。
性加害は、
「前科のある人」
からだけ起こるわけではありません。
子どもが知っている人
信頼している人
好きな先生や習い事の指導者など
身近な人との間で起こることもあります。
つまり、
GPSや犯罪歴の確認だけで、
すべての性被害を防ぐことはできません。
子どもを守る3つの力
だからこそ、
子どもを守るためには
3つの力を重ねることが大切なのです。
一つ目は、
GPSや法律などの
「社会の仕組み」
二つ目は、
子どもの変化に気づき、
安心して相談できる関係をつくる
「大人の見守り」
そして三つ目が、
子ども自身が自分を守るために持つ
「知識」
です。
家庭で子どもに渡せる「お守り」は
いつからでも、今日からでも
渡すことができます。
「あなたの身体は、あなたのだけのもの」
「イヤなことは、イヤと言っていい」
「秘密にしてと言われても、
あなたの心とからだを守るため、
話していいことがある」
「いつでも相談してくれたら嬉しい」
ということ。
もちろん、
「こう言える子なら絶対に被害に遭わない」
ということではありません。
被害を防ぐ責任は、
子どもではなく大人にあります。
決して子どもだけに
【自分を守る責任】を背負わせない。
「これはおかしいかも」
「誰かに話していいんだ」
と気づくための知識を、
少しずつ渡しておく。
それが家庭でできる
防犯としての性教育の一つです。
子どもを守る「お守り」は、一つじゃない。
また、どれか一つがあれば大丈夫、
でもありません。
社会の仕組み、大人の見守り、子どもの知識
この積み重ねこそが
子どもを守る力になっていくのです。
「知識のお守り」
小さいうちからできるだけ早く、
継続して少しずつ
子どもに渡していきたいですね。
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なかむらゆかり
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