魂のミュージックセラピスト
飯田 夏代です。
脳にダイレクトに届く音楽と
脳が欲する色彩を描いた絵画を通して、
『私の原点に還る』をお手伝いしています。
昨日のブログの
「外で起きていることは、
自分の中で起きていること」
が腑に落ちました。
の詳細です。
ここ数日、
心の大掃除のようなことが
立て続けに起きていました。
そして昨日は、
友人とほんの少しの「ズレ」について
互いに感じていることをシェアしていました。
私の本音としては、
「●●にこれだけ情熱を傾けているから、
そういう態度を取られると、虚しい」
といったようなことでした。
互いにすり合わせようとするのですが、
ほんの少しだけ、何かがズレていたんです。
それでずっと自分の内側に
問いかけていたのは、
「これをきっかけに、
私はどんな『私』に
気づきたいのだろうか？」
ということでした。
目の前に起きた出来事は、
そのもの自体に意味があるのではなく
それに反応する自分に気がついてね、
ここにヒントがあるからね、
という宇宙からのメッセージです。
同じことが起きても、
人によっては何も感じない、反応しないこと。
それなのに、自分は
悲しくなったり、怒ったり、
嬉しくない感情が出てくる。
感情は、
「ここだよ！
ここに注目してみてね。
ここに注目すると、本当の願望や、
本当の気持ちが分かるよ」
というサインなのですよね。
それで、自分の内側を観察していたんです。
ちょうどお客様からCDの注文をいただいて、
発送に必要な金額の切手を
コンビニで買おうとしたのですが、
一般的ではない金額だったため、
コンビニを3件回っても購入できませんでした。
仕方なしに自宅に帰り、
持っていた切手で、工夫しようとしたんです。
それで、よし！と選び出し、
封筒に貼ったとたんでした。
ぶわー！！と自分の内側が見えたのです。
これ、なんだかテトリスみたい。
ほとんどコントに近い感じですよね。
そして、
「私って、
こういう細々した作業が大好きだったんだ」
と気がついたんです。
一日でも早く届くよう、
できるだけ早く
発送してあげたいという気持ち。
そして、そのためなら
何件もコンビニを回る手間をいとわない。
けれど、多めの金額の切手を
一枚ポンッと貼るわけでもない。
受け取ってくれる方のことを想い、
できるだけの労力を惜しまない。
むしろ、その時間が楽しくて仕方ない。
という感じです。
これがよく出てくるのは、
友達へのサプライズです。
誕生日や結婚のお祝いなどがあると、
大きめのカードを買いに行き、
主役に見つからないように
メッセージを書いてもらえるよう
メンバーに連絡したり。
友人のパティシエにオリジナルの
オーダーケーキを注文し
バスを乗り継いで取りに行ったり。
ケーキを持ち込みさせてもらえる
レストランを探して交渉したり。
これ自体は楽しくて仕方ないんです。
ただ「夕食会、3000円もするの！」とか、
心に引っかかる嬉しくないことを言う人がいて、
特に、わたしが常軌を逸したリクエストを
したとは思えない時は、
悲しい気持ちになります。
そんな経験が、
これまでに幾度となくありました。
きっとその人にとっては、
私がしたことは
大きなお世話なのかもしれませんが、
あまりにもパシッと言い切られると
寂しいものがあります。
それで昨日のテトリス（※切手）を見て、
「私は細々したものが好き！
誰がなんと言おうと、
好きだからそれで良い」
って思えたんです。
完全なる自己肯定でした。
小さい頃から細かい作業は
好きだし得意だったのですが、
そこを大切にできる時間が
あまりないままに
大人になってしまいました。
両親の意向だったりで、
私の「細かいことが好き」を
育てることができなかったのですね。
こういったことは
どの家庭でも必ず起こることですが、
これを私は「プレッシャー」と呼んでいます。
幼くてまだ上手に
靴下が履けない子に向かって、
大人が「早く履きなさい！」と急かす。
私が育った家では、
そういう急かされ方が多かったので、
たくさんのプレッシャーを感じていたんです。
（どの家でも似たことは必ずあります。
これ自体を批判しているわけではありません。）
このプレッシャーから守って、
本来の自分に戻してくれるのが
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なのですが、
私もこの数ヶ月、守られてきて、
そして自分の内側を見ることで、
「私は細かい作業が好き」
に気がつくことができたんです。
それで、
細かい作業が好きということは、
細かなところに目が行き届くということ。
それならば、
人の些細な変化に気がついたり、
他人のちょっとした言動が
気になったりするのは、
とても自然なこと。
そんなふうに受け止めることができたら、
今までの自分の言動を
肯定することができました。
同じ言動でも、
今までは
「私って結構、ワガママよね」（否定）
と思っていたのが、
今は
「なんだ、私、やるじゃない」（肯定）
に変わっている感じです。
ちなみに、
もし細々した作業を愛しみ、
大切に育てることができていたなら、
どんな大人になっていたかな？
という想像もしてみました。
それでなんとなく出てきたのが、
「刺繍作家」
でした。
敬愛なるガンコ職人ではないけれど、
好きなところに好きなだけこだわる作家
というイメージでした。
せっかく気づくことができたので、
これを育てていこうと思います。
どんなふうになっていくか分かりませんが、
私の一面なので、しっかり受け止めたいと思います。
一方、
努力して事業を広げた両親にとっては、
細々したことよりも、
物事を大きくしていきたかった
彼らの想いがあったのだと思います。
おかげで、もしかしたら私には
元々、興味や素質がなかったかもしれない
「物事を大きく見る」という視点を、
両親のおかげで育ててもらうことができました。
近くをじっくり見る「虫の眼」と
遠くから全体を見る「鳥の眼」と。
両方を兼ね備えることができた感謝と、
さあ、これからどうなっていくかな？
というワクワクになりました。
それで昨日に戻りますが、
これに気づくきっかけをくれたのは、
友人とのちょっとした「ズレ」でした。
その人との間に感じていた違和感を
もしもそのまま感情的にぶつけていたら、
喧嘩別れ、はい、おしまい。
だったかもしれません。
けれど、早々に、
「いま感じている違和感自体が問題ではない。
もっと自分の内側を見つめよう。
私の内側は、私に何を気づいて欲しいのだろう？」
と内側を見つめたことで、
こんなことに気がつくことができたんですね。
もしかしたら、
あなたにも、似たような経験はありませんか？
目の前で起きている物事に惑わされ、
出てきた感情に振り回されて、
最後は孤独感を感じてしまう。
私は、もともと感情に溺れ
振り回されて生きてきました。
それで何度も人間関係を台無しにして、
一人ぼっちと感じたことが何度もありました。
けれど、
ちょっとだけでいい。
出来るだけで良いから、
溺れていた感情から浮き上がり、
感情を見つめる。
自分を客観的に見てみる。
そして、そこから受け取りたいことを
見つけていく。
それを少しずつ繰り返していくことで、
いつの間にかこんなに短い時間で
気づきを得ることができるようになります。
もしも、私と似たような経験をされて
悲しい想いをしていたなら、
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