『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』ジェフリー・ユージェニデス(ハヤカワepi文庫)
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ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 (ハヤカワepi文庫)
842円
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1999年の映画ソフィア・コッポラ初監督作品、『ヴァージン・スーサイズ』の原作。
なつかしい、この物語。
ただし、タイトルの通り、美しいリズボン家の娘たちは・・・そして『アッシャー家の崩壊』のようにリズボン家も崩壊する。
近所の男の子たちの注目の的だった5人姉妹。そんな男の子たちが考古学のように姉妹たちを思い出し、記述します。
何十年も経った後、1970年代のこの事件を調べるという形をとっていて、どこかレポート風な文体が露骨さを避けています。美しくて、はかなくて、手の届かない存在だった5人の美少女姉妹。
親の抑圧、監視の目がとても厳しいのに反抗しても、娘たちには何もできないのです。
さらにそんな娘たちを遠くから、見ている少年たち。
わかりやすい原因や理由よりも、リズボン家の崩壊は1970年代のアメリカ帝国の崩壊を暗喩しているとか。
映画は衝撃的でも、透明感があって美しく、とても好きな映画です。中国映画の『五人少女天国行』にも少し似ています。
英ガーディアン紙必読小説1000冊から知りました。

