『マイマイ新子と千年の魔法』
監督、脚本 片渕須直/2009年/日本/93分
NETFLIXにて
NETFLIXの新作でこの映画のタイトルを見た時、どこかで見たタイトルだな、と思ったのですが、『この世界の片隅に』の監督、脚本で興行成績は最初は振るわなかったものの、知る人ぞ知る・・・のアニメ映画でしたね。
93分という長さは、アニメに限らず、映画で一番いい上映時間だと思います。人間が一カ所にじっとしていられるのは2時間だと聞いた事があります。
原作は高樹のぶ子さんで、高樹さんの少女時代の思い出だそうですが、昭和30年の山口県防府市が舞台となります。
山口県防府市って、山崎まさよしさんが育った所ですよね。
麦畑が広がる田舎ではありますが、額にマイマイ(つむじ)のある女の子、新子と東京からやってきた女の子、きいこの友情を中心に当時の小学生たちが遊んだり、喧嘩したり、冒険したり・・・
でも、このアニメが単なるファンタジーではないのは、大人の事情もからんでくることで、その事で心を痛める子供たちの姿でもあります。
新子は想像力が豊かで、千年前のこの土地では・・・とおじいさんから聞いて、きっと同じ様な女の子がいたに違いない、と想像します。
千年前というと平安時代でしょうか。それが途中に挟まれるのですが、脚本上手いからでしょうか、混乱することはありません。
確かに派手さには欠けるかもしれませんが、素朴な誠実さにあふれているアニメで大ヒットにはならないけれど、いつまでも大事にする人がいるだろう、と思います。
一番良かったのは、麦畑の美しさ。
旅行で、麦畑を見た事があるのですが独特の若緑で美しい世界でした。
私、好きですね、このアニメ。
