『レディ・プレイヤー・ワン』Ready Player One
監督 スティーブン・スピルバーグ/2018年/アメリカ/140分
TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて
すごく凝った映画。
映像は特撮が発達した今の最先端を行っているのですが、ストーリーよりもあちこちに色々な過去の作品のオマージュがあふれかえっていて、音楽も凝っていて感心しました。アメリカ人ならピンとくるだろう、という部分や、若い人にはわからないだろう80’Sネタとか盛りだくさんでそれを追うだけででも楽しいです。
スピルバーグ監督の映画が好きなのは、何を描いても疲れないから。
主張が強すぎる事なく、観客の生理というものをよく知っている監督だと思います。
私はゲーム世代としては第一世代だと思うのですが、監督自身が第一世代ですから、映像は最先端なのにカセットのテレビ・ゲームだったり、映画『シャイニング』の中に入り込んでしまったり、突然、チャッキー!
AKIRAが乗っていたバイクにアルテミスは乗るし、Win Morisakiって調べたらスターダストプロモーションの森崎ウィン君のことか!みたいなびっくり箱みたいな映画。(森崎ウィン君はゲームの中では三船敏郎の顔)
日本語の台詞「俺はガンダムで行く!」に不覚にも笑ってしまった、びっくりしたというより、えーガンダム出るのー?みたいな、そこまでやるかという驚き笑いです。
善と悪というより、仮想と現実の世界が同時進行して・・・という映画ですが、仮想と現実の境目ってほとんどないと感じるくらいスムーズ。
原作があるらしくて、原作ファンは不満らしいのですが、ゲームもアニメもあまり知らない私でも楽しめたから、これはすごい事ですね。
よく知っている人向けだけのオタク映画ではなく、やはり超娯楽大作なのだ、と思います。
『サタデーナイトフィーバー』のディスコのダンス。
80’Sに流行ったジョン・ヒューズ監督映画。(『ブレックファースト・クラブ』『フェリスはある朝、突然に』)
『セイ・エニシング』のタイトルが出たら、あの若いジョン・キューザックがラジカセかかげて・・・っていうシーンがあったり、感心しちゃいましたね。
ゲームやってる子供だけでなく、ゲームで育った世代にも、ゲームを知らない人たちにもそれぞれ面白さが用意されています。安心してください。
ジョン・ヒューズ監督『ブレックファースト・クラブ』のパロディのこのバージョンには笑いました。
(他にも『マトリックス』バージョンとかいろいろあります)
オリジナルはこれ。ジョン・ヒューズものの映画って私はとても好きです。この映画もとても好き。
終わり。


