『城歩きのススメ』 春風亭昇太(小学館)
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城あるきのススメ
1,404円
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落語家の春風亭昇太さんは、テレビ『笑点』大喜利のメンバーを経て司会となり、知名度が高い落語家です。しかし、大の城好きで、たまにそれをネタにされたりしています。
中学生の時から大好きだった城、城郭めぐり。へその緒が入っていた箱に書かれた住所が「二の丸」となっていて、城?と思って調べてみたのがきっかけだそうです。
天守閣があるだけが城ではなく(天守閣がある城は全国で12城のみ)、城というのは「一国一城制」になる前に「施設」として全国に城はたくさんあり、その数三万、四万とも言われているそうです。
そこで、まず、パソコンの検索で「自分の住んでいる街 城郭」と入力して検索してみてください、とあり、私もやってみたら、私の住む市には5つ、隣接する市には4つ(ひとつ、ふたつ・・・という数え方でいいのか?一城、二城?)すぐ出てきましたねぇ。驚きました。しっかり、○○城と名前がある。
これは昇太さんによる入門書かつ、好きなもの語りたい本であって、研究本ではありません。
最初に城あるきをする前に適正チェックシートがあります。
*博物館で説明文をちゃんと読む。
*法螺貝の音を聞くと、胸が高鳴る。
*「スターウォーズ」のダースベイダーを見た時、兜を思い浮かべた。
*一人で遊んで気にならない。
*お城、と聞いてもシンデレラを想い浮かべない。
*何もないところでもボーッとしていられる。
*「オダギリジョー」と聞くと、頭の中で「小田切城?」と思ってしまう。
*ラップを聞いても、たいして好きになれない。
*想像や妄想をするのが好きだ。
*歴史小説を読むのが好きだ。
以上は私がYESをつけた項目の一部ですが、10以上あればあなたはOK!
こんなにススメテいるんだから、ススメられなさい、と書かれています。
そして昇太さん、おすすめのお城、城郭がエピソードと共に紹介されます。
城郭となると、いわば城跡地なので、建物はなかったりしますが、地面の凸凹を見て、ここが堀で、どういう攻めをして、と妄想を膨らませる昇太さん。
写真を見ると凸凹がある山の道のようですが、実は昔は城として、と頭の中にCG図が出てきちゃうところがすごい。
最後に、同じく城大好きな歌舞伎役者の坂東三津五郎さんとの「城対談(勝手に城対談)」が白熱していてすごいです。しゃべるのが商売の昇太さんがひたすら聞き役。城を語る、語る三津五郎さん。
訳わからない、というより、その熱心な口調とわかりやすい言葉選びをきちんとされているから、近寄りがたいとか、マニアックすぎてついていけない、といったことなく楽しい世界があるんだなあ、という発見が楽しい。
終わり。

