起業した2011年を振り返ってみて | FBNサッカースクール仲里 航BLOG

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<神戸のサッカースクール>
『子供の夢を育み、家族の笑顔を増やし、たくさんの幸せを』世の中に創ることが最大の使命。
『夢』『人』『貢献』を最大のテーマとして掲げ、日々挑戦する日記。


みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!

ここ数日間、2011年を振り返ってみて、改めて自分自身の大きな転機となった年だった。

僕自身は、昨年の2月に会社を設立し、5月に前職を退職し、6月から正式にスタート。夢やビジョンを掲げ、自信満々で飛び出した… しかし、現実はそんなに簡単にいくものではない。今も軌道に乗っている訳ではないし、まだまだ発展途上で未熟、ただ、この会社が大きくなったとき、社員が50名、100名、1,000名となっていくとき、自分自身に甘えや慣れ、驕りなどの弱い部分がでてしまうとき、そして、これから起業して会社を創っていこうと思っている若い人たちに向けて、少しでも僕が思うところ、通ってきた道や経験などを残していきたいと思いこのブログを書くことにする。


初めは、会社を設立して、肩書きも変わり、つきあう人たちも変わり、環境も状況もすべてが大きく変わっていった。

僕自身、大きな勘違いをしていたと思う。

ようやくなれた社長という肩書き…
自分の好きな事をできる事業…
自分で考えた会社の名前…

そして、何をするにも自由…

いつ起きても、いつ寝ても、いつまで仕事しても、しなくても、誰もなんとも言わない。

すべては自分次第で進んでいける。

「なんて、楽しいんだ!」  

そう、感じていた。


その感情も次第に、消えていく状況になる。

僕が会社を始めてから起こったことといえば、いきなりの大成功でも利益でも世間からの注目でもなかった。ただの「孤独感」「閉塞感」だった。次第に自信は不安へ変わり焦りに変わる。明確な計画や準備もしないまま、とにかく「行動」=「仕事」をすることが不安を押し殺す方法だった。当然、無計画なまま突っ走る状態… 地図も持たず、起こる変化に対応するための準備もしないまま、大きな海に飛び込んでしまったものだから、軸がぶれていくのを自分でもわかった。

その頃はとにかく、人に逢い人脈を広げ、たくさん勉強をしようと、最初の数ヶ月間はセミナーなどの勉強会や異業種交流会、著名人の講演など良いと言われたものは関東であろうがなんであろうが、お金がどれだけかかろうが、すべてに顔をだすようになった。

一日に名刺を何枚配っただろうか?どれだけ勉強をし、どれだけ実践できただろうか?

残ったものは、少なかった… 人を急激に広げ、様々な人からの助言をうけ、今の自分には余計な知識をたくさん入れてしまったために起きた「方向性のぶれ」「軸(本質)のぶれ」という状況も自ら招いてしまった。そこに対して数少ない資本を投入し、資金にも不安を残す結果になってしまった。決して悪いことではないと思うけど、その時の僕にはあまり必要のないものだったと今では思う。ただ、こうした失敗や経験が確実に「いま」につながっているし、将来の糧になるかを思えば安いものだったのかもしれない。

また、売上げや資金繰りにも苦しんだ。慣れない社長業、訳のわからない財務管理、売上げをつくるための営業から事務作業、資料作成と、何でも一人でやらないといけない。そもそも「会社経営」ってなんなんだ?と思った。こんなことまでやらないといけないのか?と自分に怒りを感じた時もあった。

反面、苦しみながらも嬉しいこともたくさんあった。売上げを0から1にする大変さや苦しみ、わずかな売上げができた瞬間、初めてのお客様ができた瞬間、どれだけ人に感謝し、喜んだことかわからない。また、自分のやったことに対して親御さんから心温まる手紙などももらい、子ども達からも多くの感謝状をもらった。めちゃくちゃ嬉しかった。

求められ、認められる嬉しさ。

孤独感と閉塞感を味わう苦しさ。
(これは今でもこれから先も戦っていかないといけないもの)

その両面を直に味わった半年間だった。

会社を設立してから、来月で1年を迎える。当然、1年後、2年後と僕の会社が残っているかはわからない。この世界状況、これから押し寄せる日本への経済状況を考えると、どの会社も大変だと思う。自分や仲間、支えてくれている方々のためにも、どうしても生き残っていかなければいけない。その分、焦りや不安もある。だけど、自分の志、描いたビジョン、それに共感してくれる仲間と一緒に乗り越えて発展していきたい。

11月から始めた「FBNサッカースクール」
も、おかげさまで少しづつ会員様も増え、2ヶ月で30名を超えるまでになった。ファミリーが増えていくことを嬉しく思いながら、同時にすべての方に満足してもらえるようなサービス創り、組織にしていく必要、責任を感じている。

2012年は、自分でたてた12ヶ年計画の2年目に突入する。

今年の目標は「飛躍のための土台創り」。この土台を創ることに今年~数年間、思いっきり時間を使っていきたい。今年からはスタッフも増え、関わる人も増えていく。そして、描いた未来のために、とにかく「人」にこだわっていきたい。人を育て、自らも変わる、進化していく。自らやる姿を見せ、とことん人と向き合っていきたいと思う。

新たなスタートの2012年。どんな困難があろうとも、仲間と一緒に、そしてとことん考え、考え抜いて、行動、チャレンジしていきたい。

2011年に出逢った方々、支えていただいた方々、本当にありがとうございました。
おかげで、また少し成長することができました。

感謝!!