先日、
外国から働きに来ている方に
ちょっとしたお仕事を依頼しました。
仕事の内容としては
デザインに関することです。
具体的にはチラシと
ポスターの制作をお願いしました。
仕事を受けてくださった方は
韓国の方で、
日本語検定のレベルで言うと、
2〜3級くらい。
コミュニケーションは
かなりスムーズにできて、
制作物の品質も上々でした。
仕事のやり取りは
ほとんどLINEとチャット。
最初の打合せだけは
対面でしたが、
仕事的に不自由なことはありません。
しかし、
現実に外国人の採用となると
企業は「高い日本語能力」を
求めがちです。
人材紹介会社のディスコの
調べによると、
内定時にビジネス上級レベル以上を求める企業は、
文系 40.4%、理系 35.1% だった。
これが入社後には文系 76.6%、理系 70.6%と大きく増える。
採用時すぐに必要というわけで はないが、
入社後に業務を進める上でかなり高い水準の日本語力を
求める企業が多いことがわかる。
多くの企業が入社後には幅広い場面での
日本語による適切なコミュニケーションを求めており、
外国 人留学生にとってそのハードルは決して低くないと想像できる。
という結果になっています。
(「外国人留学生/高度外国人材の採用に関する企業調査」 <2018 年 12 月調査>)
今回のように
実際に外国人の方と仕事をしてみると
本当にそこまでの日本語能力が
必要なのか?と疑問に思う部分があります。
もちろん、
高度な交渉が必要なケースや
細かなコミュニケーションが必要に
なる仕事もあるでしょう。
そうした場合には、
高度な日本語が必要になるかも
しれません。
しかし、そういったケースは
かなり限定的なのではないかと
思います。
本質的な要不要と言うよりは、
「先入観」で高い日本語能力がないと
仕事にならないと思っている
ケースのほうが多いのかもしれません。
今後、日本では少子高齢化が
進んでいきます。
必ず各分野で人材が不足してくるでしょう。
結果的に外国人人材の力が
必要になるはずです。
先入観にとらわれず
お互いに快適に働けるように
歩み寄る必要ことが必要かもしれません。
代表 今野富康