「おばけも血も出ないのに…」冷や汗ダラダラ

 
 

幽霊より怖い? 2026年秋アニメの「笑えない恐怖」

 おばけも血も出ないのに…」冷や汗ダラダラ “いろんな意味”で背筋 ...

 

 

 

 

ホラーといえば「夏」のイメージが強いですが、2026年秋アニメにも背筋がゾッとする作品が多く潜んでいます。




 例えばSNS上で「想像以上に怖い」と話題になっているのが、アニメ『恐怖コレクター』(原作:佐東みどり、鶴田法男、絵:よん)です。主人公の「千野フシギ」が具現化された都市伝説を回収していく本作は、ファンタジー要素が強い一方で、物語の根幹をなすホラーパートがかなり本格的に描かれています。

 怪異の不気味なビジュアルはもちろん、いったん安心させてから恐怖へと転じる緩急のつけ方もJホラーさながらです。しかもフシギが都市伝説を回収しても、必ずしもハッピーエンドが待っているとは限りません。子供向けと侮っていると、大人でも震え上がるほどの恐怖を味わわされるでしょう。

 とはいえ背筋が凍るような恐怖を味わえるのは、ホラー作品だけではありません。2026年秋アニメでは、幽霊や呪いとはまた違う「笑えない恐怖」を描いた作品も存在感を示しています。

●幽霊のほうがマシかもしれない「お金」の恐ろしさ

 アニメ『FX戦士くるみちゃん』(原作:でむにゃん、作画:炭酸だいすき)は、ゆるふわなタイトルやキャラクターデザインとは裏腹に、FX(外国為替証拠金取引)の恐ろしさを描いた作品です。

 冒頭の注意テロップでも喚起されている通り、FXは大きな利益を狙える一方、相場の急変によって多額の損失を被る危険もあります。失ったお金を取り戻そうと取引を重ねた結果、さらに損失が膨らんでしまうこともあるのが、FXの怖いところです。わずかな値動きに一喜一憂し、天国と地獄を味わう姿は、下手な怪談よりも恐ろしいかもしれません。

 SNS上でも「今期イチのホラーアニメだった」「これぞ血が一滴も流れないグロアニメ」「絵はゆるふわ、中身は地獄」といった声があがっていました。

 お金にまつわる恐怖という点では、『貸した魔力は【リボ払い】で強制徴収』(原作:まさキチ、マンガ:飯島しんごう)も負けていません。仲間に魔力を貸し続けてきた少年「レント」が、パーティー追放をきっかけに「貸した魔力を強制徴収」するスキルを手にします。

 しかも徴収方法を「リボ払い」に設定すると、高額な利息が上乗せされるため元本はなかなか減りません。返済しても終わりが見えない、まさに地獄のような復讐劇が展開されるのです。ファンタジー作品でありながら、リボ払いの恐ろしさをまざまざと突きつけてくる本作は、ある意味で金融教育アニメと呼べるかもしれません。