4割が職場の古さを実感
働く意欲や仕事の質に影響は?
毎日通う職場の建物や設備が古くなっていると
ふとした瞬間に気分が沈むことはないでしょうか。
今回のアンケート調査では、職場で古さを感じた点として「トイレ・洗面所・休憩室の水回り設備」をあげた人が
最も多かったことがわかりました。
この調査は、BtoBリノベーション事業を手掛けるRENOXIA(リノシア)と株式会社NEXERの共同で
事前に「就業経験がある」と回答した全国の男女718人を対象として
2026年5月にインターネット上で実施されました。
まず、「あなたが現在または過去に働いた職場(工場・倉庫・オフィス・店舗・ビルなど)で
建物や設備の『古さ』が気になったことがありますか」と尋ねたところ
「頻繁に気になった」が9.9%、「たまに気になった」が29.9%で
合わせて39.8%の人が職場の古さを意識した経験があると回答しました。
一方、「あまり気にならなかった」は29.4%、「まったく気にならなかった」は30.8%でした。
約4割が何らかの形で職場の老朽化を気にしていることになります。
次に、職場のどのような点に「古さ」や「老朽化」を感じたかを尋ねました。
最も多かったのは「トイレ・洗面所・休憩室など水回り設備」で38.2%
次いで「内装(床・壁・天井)の劣化」が35.1%
「外観・外壁の汚れやひび割れ」が34.1%
「空調設備の不具合(暑さ・寒さ・換気の悪さ)」が27.3%と続きました。
毎日使う水回りや、常に視界に入る内装・外観の傷みは、多くの人が気づきやすい箇所といえそうです。
さらに、職場の建物や設備の老朽化が
ご自身の仕事へのモチベーションや生産性に影響したと感じたことがあるかを尋ねたところ
「大きく影響した」が4.0%、「やや影響した」が21.4%で
合わせて25.4%の人が老朽化による影響を実感したことがあると回答しています。
一方、「あまり影響しなかった」は41.8%、「まったく影響しなかった」は32.7%でした。
4人に1人が、職場の古さが働く意欲や仕事の質に影響したと感じていることになります。
空間や設備のコンディションが気持ちや作業効率に与える影響は、思いのほか大きいのかもしれません。
続いて、職場の建物や設備の老朽化が、ご自身の仕事へのモチベーションや生産性に影響したと感じたことがある人に
「具体的にどのような影響がありましたか」と尋ねました。
最も多かったのは「仕事への意欲が下がった」で37.2%。次いで「安全面に不安を感じた」が32.8%
「集中力が続かなかった」が29.5%、「作業効率・生産性が下がった」が27.3%と続きました。
意欲の低下と並び、安全面への不安が高い割合を占めています。建物や設備の劣化は見た目の問題にとどまらず
働く人の安心感にも直接関わっていることがうかがえます。
「就職・転職先を選ぶ際、職場の建物や設備の状態をどの程度重視しますか?」と質問したところ
「とても重視する」が8.2%、「やや重視する」が39.8%で
合わせて48.0%の人が職場の建物・設備の状態を重視すると回答しました。
「あまり重視しない」は35.0%、「まったく重視しない」は17.0%でした。
働く場所を選ぶ際、建物や設備の状態はおよそ半数の人にとって判断材料のひとつになっているようです。
それぞれの回答理由についても聞いてみました。一部をご紹介します。
▽「重視する」と回答した理由 ・健康的な環境で仕事がしたい(20代・男性)
トイレが行きたくてもいけなくなるから(40代・女性) ・震災時のことを考えて(40代・女性)
最近は地球温暖化で暑いので職場で体調を崩したくない(60代・男性)
▽「重視しない」と回答した理由 ・建物や設備より人間関係や給与の方が大事だから(40代・男性)
大地震で潰れそうなぐらい古い建物でなければ特に気にしない(40代・女性)
仕事に集中していたら気にならない(20代・男性) 回答理由を見ると
「重視する」層は、健康面や安全面がモチベーションへの影響を挙げる傾向がありました。
一方、「重視しない」層は仕事内容や給与、人間関係といった別の条件を優先する傾向がうかがえます。
