各地で桜が見ごろを迎え、春の陽気に浮かれる3月下旬。
上野恩賜公園や代々木公園といった都内の花見名所は、花を愛でる日本人と
円安を謳歌するインバウンド客でごった返す。
だが、そんな浮かれた空気を冷酷に狙い撃つのが「進化したぼったくり屋台」だそうです。
かつてのテキ屋による「焼きそばの上げ底」など可愛いもの。
2026年の主戦場は、一見オシャレなキッチンカーやワゴン販売を装った「偽装アルコール」の販売だという。
「今、最も問題視されているのが『自称クラフトビール』の横行です。キッチンカーの奥で、市販の激安発泡酒をそれらしいタップから注ぎ、1杯1500円という強気すぎる価格で売りつける。
ラベルのないカップに注がれれば、素人に味の判別は不可能です。原価の10倍以上をむしり取る、まさに闇の錬金術ですよ」
飲食業界の裏事情に精通するライターはそう言って憤るが
さらに悪質なのが、支払いに潜む「デジタルぼったくり」の罠だ。多言語対応のQRコード決済画面を提示し
日本語が読めない外国人や、酔った日本人客に対し、こっそり30%もの「屋外サービス料」を上乗せして決済させる手口がまかり通っているというのだ。
中には「悪質な工夫」を施す業者もいるというから驚きです。
「安物のワインやウイスキーに、熟成を促進させる『クレ・デュ・ヴァン(ワインの鍵)』や『ミズナラスティック』をブチ込み、短時間で熟成感を偽装して販売する連中です。これらは『手間』をかけている分、飲んだ側も『おっ、いい酒だ』と納得して満足してしまう。中身を詰め替えるだけの詐欺師に比べれば、まだ良心的に見えてしまうのが、今のカオスな現場の恐ろしい点です」
こうした業者が保健所や警察の目を盗んで荒稼ぎできるスキームには、ある「隠れ蓑」が存在。
「彼らの多くは、イベント期間中だけ名義を借りて営業する『渡り鳥』。保健所の立ち入り検査が来る頃には機材ごと姿を消し、別の場所でまた違う店名を掲げて営業を再開します。責任の所在が曖昧な野外イベントは、彼らにとって最高の狩場なのです」(キッチンカー関係者)
春の風に舞う花吹雪とともに、我々の財布から消えていく万札。ぼったくりの毒牙は、あなたのすぐ隣のブルーシートまで迫っています(笑)
