「99.9%泥沼にハマる人」の特徴・ワースト1

 
ついに、話題書『JUST KEEP BUYING』の続編『THE WEALTH LADDER 富の階段』が日本上陸。
 
この世界的ベストセラーは『お金の大学』の両学長に絶賛されている。
お金の泥沼にハマらないために大切なことは? 今回はライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。
 
(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
 ● 世界的ベストセラーの教訓  日々の生活が苦しい。
 給料日前になると、口座残高を何度も確認してしまう。 
 「もっと稼げれば、この状況から抜け出せるのに」 そう思って、副業を探したり、転職活動を始めたりする。  
でも、実際には収入が増えても状況は変わらない。  
インフルエンザで1週間休んだら、その月の家賃が払えなくなる。 
エアコンが壊れただけで、生活が一気に傾く。 
 
 
 
 稼ぐ力を上げようと必死になっている間に、 小さな不運が致命傷になる現実を見落としていないだろうか? 
 世界的ベストセラー『THE WEALTH LADDER 富の階段』の著者ニック・マジューリはこう述べている。 
 
 富の階段の上位にいる人たちにとってのちょっとした不都合が
レベル1(資産1万ドル未満)にいる人にとっては人生を揺るがす事態になる。 
 
――『THE WEALTH LADDER 富の階段』(P.130)より  本書によると、レベル1では不運の影響が増幅しやすく
 同じ出来事でも経済的なダメージが桁違いに大きくなるという。 
 
 実際、資産に余裕がある人なら「ちょっとした出費」ですむことが、
余裕のない人には「借金」になる。 その借金が利息を生み、さらに生活を圧迫する。 
 
 
 こうして、小さな不運が雪だるま式に膨らんでいくのだ。
 
 
 ● 「泥沼から抜け出せない人」がやるべきこと  「泥沼から抜け出せない人」は
収入を増やすことばかり考えている。
 
 一方、経済的に安定している人は、まず「何があっても崩れない土台」をつくる。 
 本書を読んで気づいたのは、 経済的な安定の第一歩は、 不運に耐える力を育てるということ。
  たとえば、月収30万円でも借金があり、貯金がゼロなら、 病気で1ヶ月休んだら終わり。
 
 だが、月収25万円でも、借金がなく、数か月分の生活費があれば、 少々の不運では揺るがない。 
 収入の高さではなく、経済的な余白があるかどうか。 それが、同じ不運に見舞われても
 すぐ復活できる人と転落する人を分ける。  月5万円の収入増を目指す前に、まず月5万円の余白を作る。
 
 その余白が、人生を揺るがす事態を「ちょっとした不都合」に変えてくれる。 
 
 借金を減らす。 無駄な固定費を削る。  地味で退屈に見えるこの作業が、 実は最強のリスクヘッジになる。
  収入を増やすよりも、 まず転んでも立ち上がれる土台を固めること。  
小さな不運で人生が崩壊する連鎖を断ち切るために、何から始めるべきか。
 誰もが踏み出せる具体的な一歩を、本書は力強く教えてくれる。
  (本稿は、『THE WEALTH LADDER 富の階段』に関する特別投稿です。)