「地上波で言っていいセリフなのか」
「1話から首が」攻め過ぎてハラハラしたアニメ
再現された拷問部屋
人気マンガがアニメ化される際、原作の「残虐シーン」がマイルドになることもあれば
しっかり再現されることもあり、視聴者の間で話題になってきました。
場合によっては規制がかかることもありますが、「地上波でこれやっていいんだ」と
視聴者が驚くほど攻めていた深夜アニメを振り返ります。
●『逃げ上手の若君』
2024年夏に放送されたアニメ『逃げ上手の若君』(原作:松井優征)は、鎌倉幕府を滅ぼした「足利尊氏」から逃げて再起を期す実在の主人公「北条時行」を描いた作品です。血なまぐさい時代を描いた本作は、原作で数々の残虐描写があり、アニメでもしっかり再現されました。特に、序盤の鎌倉幕府滅亡の場面は強烈な印象を残しています。
たとえば、第1話では鎌倉幕府が滅亡する前の平和な日常パートで、時行の兄「邦時」が蹴鞠をしながら「逃げ上手」の時行を褒めるシーンがありました。屋根の上に乗ってしまった鞠が転がり落ちて地面につく瞬間、カットが変わり、斬首された邦時の頭に変わる場面は視聴者を震え上がらせています。
それまでの和やかな日常からの急転直下の残酷シーンには、「色と動きがつくアニメだからこそ、蹴鞠の描写は原作よりも怖かった」「思ってた以上にエグかったけど、この時代を描くならそりゃそうなるよな」と驚きの声が続出していました。
●『東京喰種 トーキョーグール』
石田スイ先生のマンガが原作のアニメ『東京喰種 トーキョーグール』は、事故で人を喰らう喰種(グール)の内臓を移植されたために、「半喰種」となってしまった主人公「金木研(カネキ)」の苦悩と戦いを描いた作品です。
原作では喰種が人間を捕食するシーンやショーとして喰種に人間があっけなく殺される場面など、苦手な人にとってはトラウマレベルの描写が頻出します。
地上波放送されたアニメでは、画面が意図的に黒く塗りつぶされていたりと規制がかけられていたものの、血が噴き出たり、人が惨殺されたりする様は音で分かるようになっていました。
そんな原作では喰種の組織「アオギリの樹」の一員「ヤモリ」が、カネキを拷問で痛めつけるシーンが特に強烈な印象を残しています。アニメでは規制があったものの、ヤモリがカネキの指をペンチで千切ったり、カネキを精神的に痛めつけるため無関係の男女を目の前で殺したりと、目をそむけたくなるような展開が続きました。
2024年に開催された『東京喰種 トーキョーグール』の体験没入型の展示会イベントでは、拷問部屋が再現されており、「ここで金木くんがあんなことになっていたのかと思うと生々し過ぎる」「アニメで見たままの緊張感があった」と、作中の雰囲気をリアルに味わったファンの声がSNSに寄せられていました。
●『忍者と極道』
忍者と極道が抗争を続ける現代日本を舞台に、忍者「多仲忍者(たなかしのは)」と極道「輝村極道(きむらきわみ)」が、友情を育む一方で激しい戦いに挑んでいく『忍者と極道』は、生首や血しぶきが飛び交う激しいバトルシーンが多い作品です。
バイオレンス描写のせいで「アニメ化は難しいのでは」と言われていた本作は、2025年に地上波でアニメが放送されるも、一部のセリフが伏字になっているほか、立てられた中指にモザイクが加えられるなどの規制がかけられていました。
一方で極道側のモブキャラが発した「児童臓物(ガキモツ)売捌(トバ)してええのか!?」という衝撃的なセリフや、総理大臣が肉体を強化する麻薬を使い、日本刀で敵(子供)の頭蓋骨を叩き割るシーンはそのまま放送されており、「地上波OKラインが分からない」「地上波の限界に挑んでるな」と視聴者から驚きの声があふれていました。
なお、Amazon Prime Videoでは無修正版が配信されており、さらに字幕をONにすると「心底(マジ)」「死滅(くたば)る」といった原作マンガ名物の特徴的なルビが再現され、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。
