階段に人糞」 

外国人比率63%のエリアも…

 
 
 目下、日本の「最大の課題」の一つとして議論されている
「外国人問題」。事実、100万人に迫る勢いで急増する在日中国人との
「共生」に悩まされている地域が存在する。東京・新小岩。外国人比率が実に6割を超すという
同地区の実態を「週刊新潮」が取材
 
 
 

映画「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎の故郷として知られる東京都葛飾区。渥美清演じる“寅さん”が生まれた柴又から、南西へ約5キロの距離にJR新小岩駅はある。 「総武線快速に乗れば東京駅まで13分、成田空港にも1時間ほどで行ける利便性から“葛飾の南の玄関口”と呼ばれています。駅から北西へ5分ほど歩くと、西新小岩2丁目に入りますが、区が公表している同地区の外国人比率の数値が今、SNSなどで話題になっているのです」(地元商店主)  一級河川の中川に面した西新小岩2丁目は、区立小中学校のほか、住宅としては都営アパートと公団住宅があるのみ。いわゆる団地が建ち並ぶエリアとなる。  実際、同地区の人口1135人のうち、外国人住民723人に対し、日本人は412人(今年1月1日現在)。外国人比率は63.7%にも達するのだ。  隣接する同1丁目の外国人比率が約12%、同3丁目は約10%。葛飾区全体でも人口約47万2000人のうち、外国人は3万2541人(約7%)に過ぎず、同地区の数値が突出しているのは明らかだ。

「日本人の方が少数派」

「外国籍の入居者が目立って増えてきたのは5年ほど前からです。中国人が圧倒的に多く、外国籍住人の8~9割を占め 、 団地全体でも居住者の約6割に上るといいます。他には韓国やミャンマー 、ベトナム 、 パキスタン、スリランカ人などが住んでいます」  こう話すのは、同地区の公団住宅(以下、「新小岩団地」と記す)に40年近く住む70代男性である。 「ただ表札を出していなかったり、日本語を喋れない住人も多く、実態はよく分からないというのが正直なところ。いずれにせよ、今では日本人の方が少数派となり、おまけに高齢者ばかりのため、不安に感じている住人は少なくありません」

 

 

「人糞の臭いだけはなかなか取れません」

 団地内の清掃を請け負う作業員に話を聞くと、 「5年前からこの仕事に就いていますが、当時より外国人の入居者は3割近く増えている印象です。ゴミ出しのルールを理解していない外国人が多く、収集日を守らない、分別しないといったケースは一向に減りません。中でもへきえきするのが、ベランダからゴミを投げ捨てる中国人の存在です。棟内をひと回りすれば、彼らが捨てたタバコの吸い殻が40~50本は見つかる。いちばんの悩みの種となっているのが、実は人糞の処理です。共用部の階段などで年に2~3回は発見され、そのたびに水で洗い流したりしますが、臭いだけはなかなか取れません」  すさまじい“惨状”が展開されているわけだが、それにしても、なぜ「新小岩団地」に中国人が大挙して住み始めたのか。その理由を自治会役員の一人がこう明かす。 「公団住宅だから、保証人も要らず、国籍も問われない。3DK(70平米)で13万円台という手頃な家賃に加え、ロケーションが非常にウケているといいます。団地からは東京スカイツリーが間近に見え、富士山や東京タワーも一望できる。そのため中国国内で“掘り出し物件”だとして口コミで情報が拡散されているそうです」

“タダ乗り”状態を問題視する声も

 さらに、新小岩に住む葛飾区議の竹本利昭氏(58)によると、 「団地だけでなく、商店街でも外国人が増え、共生に向けた取り組みは喫緊の課題となっています。そのためには外国籍住民に自治会などに加入してもらい、コミュニティーの一員だという当事者意識を持ってもらうことが重要だと考えています。しかし現状では、その動きは遅々として進んでいません」 「新小岩団地」でも、自治会に入っている外国籍の住人は皆無に近いという。そのため自治会費を払わない一方、会費で賄われる清掃などの恩恵は享受する“タダ乗り”を問題視する声も上がっている。  共生……。言うは易く行うは難しのようである。