名探偵コナン」作者・青山剛昌氏が
またもや
悪ノリ? 松田陣平の扱いに中国から批判―
中国のポータルサイト・捜狐にこのほど、「『名探偵コナン』の作者・青山剛昌がまたもや悪ノリか」と題した記事が掲載され、松田陣平の扱いに中国で批判が寄せられていると紹介された。
記事は、「周知の通り、劇場版『名探偵コナン』シリーズは公開前から大々的にプロモーションを行うのが恒例だ。今年公開予定の劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』においては、メインキャラクターである萩原千速が当然ながらプロモーションの中心となっている。最近では、リアルイベントからグッズコラボまで露出が非常に多く、劇場版に向けた盛り上げ施策であることは明らかだ」と述べた。
その上で、原作者の青山剛昌氏が先日、故郷の鳥取県北栄町にある朝倉書店向けに1枚のサインイラストを描いたことに言及し、「しかしこのイラストが公開されるや否や、ネット上では大きな議論を呼んだ。理由は単純で、イラストの内容が千速と横溝重悟が仲むつまじい様子を見せているにもかかわらず、そこに松田陣平まで描き込まれていたからだ」とした。
そして、「松田は頭に光輪を着けた明確な『故人』として描かれており、まさに死者に対してあまりに配慮を欠いた演出とも言える。さらに理解に苦しむのは、イラスト内で重悟が松田を『まがまがしい』とやゆしている点だ。そもそも松田は、死の間際に佐藤美和子刑事に思いを告げている。それにもかかわらず、千速と重悟の背後に怒った表情の松田陣平を描く意味はあるのだろうか」と問い掛けた。
さらに、「この構図では、松田が2人の女性に思いを寄せる軽薄な男のように見えてしまう。ファンの間では不満の声が相次ぎ、『もう松田陣平をそっとしておいてほしい』と訴える意見も少なくなかった。実際、松田は登場して間もなく命を落とした悲劇的なキャラクターでありながら、死後もなお『ネタ』として消費され、他人の恋愛演出の背景に使われている。青山氏は、これを本気でユーモアだと思って描いたのだろうか」と指摘した。
記事は、松田がこれほどまでに人気を集める理由が、「報われない愛を抱えた悲劇性にある」と指摘。「抑え込まれた深い思いと、取り返しのつかない後悔。これが『遺憾の美学』を好む視聴者の心を強く打ってきた。しかし、青山氏が彼を安易に便利なキャラクターとして使い続ければ、いずれその魅力も消耗してしまうだろう」と言及した。
その上で、「故人の悲しみを使って、他人の幸せを引き立てる手法は、ユーモアどころか、キャラクターとファンの感情を軽視しているようにも映る。このような消費を続ければ、いずれ松田への愛情も薄れ、作品全体の評価にも影響を及ぼしかねない。こうした『悪ノリ』に時間を割くくらいなら、数ページでも多く描いてほしいところだ。今後は、もう少し読者の気持ちを考えてほしい」と結んだ。
