『サザエさん』

新年

初ジャンケンが30年以上連続で「チョキ」

『サザエさん』アニメビジュアル  (C)長谷川町子美術館

32年連続「チョキ」が偶然なら、確率は約1845兆分の1

 アニメ『サザエさん』の、エンディング(ED)のお楽しみ「じゃんけん」ついて

 

毎年始早々、ネット上でバズるネタがあることをご存じでしょうか。

実は新年最初の放送回で、サザエさんは31年連続「チョキ」を出しているのです。

 

 

 番組のEDで、サザエさんが「じゃんけん」をするようになったのは、1991年秋頃からでした。

「サザエさんじゃんけん研究所」公式サイトの「X(旧:Twitter)」によるデータでは

新年初回放送の1992年はチョキ、93年、94年はパーです。

 

 

 

 そして95年以降、31年連続でチョキが出ています。2025年は「30年を区切りに変わるか!?」と話題になりましたが、結局チョキでした。

 仮に2026年もチョキとなれば、32年連続です。これがもし「完全な偶然」だとすれば、その確率は約1845兆分の1で、これは地球誕生から約50億年、毎日くじを引いて一度当たるかどうか、という途方もない確率になるといいます。もちろん制作側が偶然と説明したことはなく、この件に触れたこともないようですが、意図的なのは疑いようがないでしょう。

 しかし、どうしてチョキなのでしょう? はっきりとした答えは分かりませんが、チョキは視覚的にも「ピースサイン、Vサイン」と重なり、「新年のお祝い、平和への願い」に適しているから、と考えることもできます。

 さて、2026年最初の放送でも、サザエさんはチョキを出すのでしょうか。実際のところ、変える可能性もあると思います。「ジャンケン企画」の本来の意図は、「サザエさんと勝負」する楽しいゲームですが、「新年最初はチョキ」というトリビアが広まったので視聴者は「グー」を出せば勝つ確率は高いわけです。これは、ちょっとした「お年玉」といえるでしょう。

 しかし、SNSでは「自分がVサインのチョキを出して勝ちたい(つまりパーを出して欲しい)」という声もあるようで、そういった要望に応える方向に舵を切る可能性もあります。また、近年は番組視聴率が1桁台の週もあるようで、「記録ストップ!」という話題作りを企てる、ということもあるかもしれません。

 しかも『サザエさん』は、基本的に「変化しない」ことを最大の特徴とする番組です。その番組が年に一度、しかも数秒だけ、予告も説明もなくただ手が変わるだけという「裏切り」をすれば、どんな特別演出よりもインパクトが大きいかもしれません。

 もちろん、変えないという選択もまた、『サザエさん』らしいです。2026年最初の『サザエさん』放送の最後に注目しましょう。