「正直、ここまで化けるとは!」 評価が

”爆上がり”した2025年の名作

 

終末系ホテルアニメに大笑い

 

 今も放送中の作品も含め、2025年も多くのアニメが視聴者へと届けられました。

TV放送の30分アニメに限っても年間では膨大な作品数となり

なかには放送前は注目度や作画面で不安の声があったものの

じわじわ評判となり「覇権」と名高い作品へと成長した作品もあります。

 

 

 

●コミカルさとシリアスさの塩梅が絶妙 

 例えば春アニメとして放送された『アポカリプスホテル』は、オリジナル作品ということもあり、知名度の高い話題作と比べると放送前の注目度はそれほど高くありませんでした。  同作は、人類が宇宙へ旅立ったあとの地球に残されたホテル「銀河楼」を舞台に、ホテリエロボット「ヤチヨ(CV:白砂沙帆)」を中心としたスタッフたちのドタバタな日常を描く物語です。第1話ではお客が来ない状況のなか、消えたシャンプーハット騒動で大慌てする様子がコミカルに描かれ、第2話以降は地球外生命体の来訪によって、徐々にホテルが賑わいを取り戻します。  そうした物語は、人類がいなくなって文明が荒廃した終末の世界観でありながら、悲壮感はほとんどなく、どこかシュールで軽妙な笑いが光る作風が人気を集めました。視聴者からも「最初は穏やかなホテル経営アニメかと思っていたけど、中盤から良い意味で裏切られた」「正直舐めてたけど、あまりに面白すぎて毎週の楽しみになってた」という声があがっています。

 

●フェチ描写だけじゃない成長アニメ  

また夏アニメでは『瑠璃の宝石』(作:渋谷圭一郎)も

主人公の成長を丁寧に描き、前評判以上の人気を得た作品です。

 

同作はキラキラとしたものが好きな女子高生「谷川瑠璃(CV:根本京里)」が

大学院で鉱物学を専攻する学生「荒砥凪(CV:瀬戸麻沙美)」と出会い、鉱物採取の世界へ足を踏み入れていく物語です。 

 

 

 同作は『お兄ちゃんはおしまい!』や『無職転生』を手掛けたスタジオバインドが制作し

女性キャラクターのフェチズムを感じる描写に注目が集まりました。そういった描写だけでなく

第1話の序盤では、生意気な性格かつミーハーな気分で鉱石採取に赴いていた瑠璃が

凪と一緒に経験を積んでいくうちに鉱物に込められた思いを知るようになり、人間性の成長を感じさせます。 

 また、専門的で小難しい部分には丁寧な解説も入り、鉱物を知らない人でも理解しやすく工夫されていました。

視聴者からは

「石、鉱石のことがよく知れた良きアニメ」

「鉱石の話は難しかったけど美しい描写が素晴らしい良作で

2期も期待したい」などと、続編に期待する声があがっていました。