高市自民】前駐中国大使

「日本ごときが、許せないという話」

 

中国の怒りが異常事態な理由

 
25日のテレビ朝日「ワイド!スクランブル」では
高市早苗首相が台湾有事の最悪ケースを想定し
「存立危機事態になり得る」と国会発言し
中国側が猛反発している問題を特集
前駐中国大使の垂秀夫氏が出演
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 今回の中国側の抗議が極めて激しいことに
垂氏は前提として「台湾問題は、彼らの言葉を使うとすれば
中国にとって最も大事な核心中の核心の問題、越えてはいけないレッドライン」としつつ
 
 
「ここまで怒るのは、理由がある」と語った。 
 
 
 
 垂氏は、まずは習近平国家主席の視点で見れば
10月末の高市首相との首脳会談は前向きでなかったが、日本側の態度を見て
「簡単に言えば善意、慈悲」で面会したと指摘。
 
 
 
しかし直後に高市首相が台湾を代表して
APEC首脳会議に参加していた林信義氏との会談写真をSNSにアップし
さらに1週間後に国会で当該発言があり「習近平主席からすれば踏みにじられたことになる」と指摘した。 
 
 
 また「中国はいまやアメリカしか見ていない。日本は米中関係における従属関係」と指摘。
「いまアメリカはトランプ大統領はディールの世界に入ってるので台湾問題を含め
中国を挑発することはない。
 
 
 
 
そうした時に、なぜ弟分の日本が、日本ごときが何故首を突っ込んできたんだ?と。
これが例の(汚い首発言の)大阪総領事の発想になるわけです」と解説した。  
 
「アメリカですら発言してないことを、日本が一線を越えてきた。これは許せないという話になります」と解説した。 
 
 さらに習主席に日中首脳会談を提案した中国外務省は「完全なミス」になったと指摘。
現在の中国側の日本批判は尋常でないとし
「いま自分たちを守るために、必死になって日本を叩いているわけです」と語った。  
 
今後は高市首相が発言撤回すれば、中国側はすぐに引くが
もし撤回しなければ「まだまだ続きます。底は見えない」とした。