80年代を代表する
ラブコメ『きまオレ』最終回

先日、マグミクス編集部ではまつもと泉先生による
『めぞん一刻』響子さんに
並ぶ名ヒロインとの呼び声も高い、鮎川まどか
1980年代を代表するラブコメ作品
『きまぐれオレンジ☆ロード』(以降『きまオレ』)の
最終回について
あまり知られていない事実を紹介し、反響を呼びました。
『きまオレ』は、超能力を持つ中学生「春日恭介」と、不良少女だが魅力的な「鮎川まどか」
そして恭介を慕う後輩「檜山ひかる」のもどかしい3人のやり取りが描かれます。
原作マンガでは、恭介はまどかの海外留学をきっかけに自分の気持ちを自覚し
「ひかるちゃんはLike…鮎川は…あいしてる」と告白します。
その結果、ふたりは結ばれ、左薬指に指輪が光るハッピーエンドを迎えました。
一方、アニメ版の最終回では、原作の人気エピソード「想い出の樹の下で…」を
ベースにしたオリジナル展開が繰り広げられます。
恭介はまどかのファーストキスの相手が気になり
祖父の超能力で6年前にタイムスリップします。
そこで出会ったボーイッシュな少女とキスをしたところ
その少女の正体は幼い頃のまどかでした。
つまり、まどかのファーストキスの相手は未来から来た恭介自身だったのです。
現代に戻った恭介は、想い出の樹の下でまどかと
再会し、原作にはない「2度目のファーストキス」を交わして物語は幕を閉じます。
大人っぽくて危うげな雰囲気のまどかは、当時、多くのファンをトリコにしました。
マグミクス編集部で配信した記事に「『めぞん一刻』の響子さんと鮎川まどかは
80年代ヒロインの双璧」「アニメ版まどかを演じる鶴ひろみさんの声がすごく魅力的だった」
「映画『きまぐれオレンジ☆ロード あの日にかえりたい』では
ひかるちゃんの負けヒロインっぷりがつらかった思い出」といった声が寄せられたことからも
人気の高さがうかがえます。
ちなみに、原作者である、まつもと泉先生にとってもまどかは思い入れの深いキャラだったようで
『きまぐれオレンジ☆ロード』を描いているときのエネルギーの70%くらいは鮎川に割いていた
と後に語っていたようです。
