「想像以上に壮絶」

「開始6分で主人公が卒倒」

視聴者の予想を裏切った冬アニメ

 

良い意味で予想を裏切る展開に期待感上昇?

 年が明け2025年冬アニメの放送も少しずつ始まっています。

今期の新アニメだけでも50本近くが放送されまだ最後まで視聴する作品を決めかねている人もいるかもしれません。

そこで第1話から衝撃的な展開で視聴者の予想を裏切った注目作品を振り返ります。

髪でほとんど顔が見えない主人公のナツ子。画像はTVアニメ『全修。』1話の場面カットより (C)全修。/MAPPA

 

視聴者の想像した方向性と作品の内容が違い

驚きの声があがったのが『全修。』です。ティザーPVでは異世界と現代の場面を巧みに混ぜ合わせ

異世界要素を隠していたため放送前は視聴者から「お仕事作品」と勘違いされていました。

 しかし、実際に放送が始まると視聴者の予想を裏切ります。

アニメ監督である主人公「広瀬ナツ子(CV:永瀬アンナ)」は

消費期限切れの弁当を食べてしまい、意識を失います。

目が覚めたナツ子は、子供のころに好きだったアニメ『滅びゆく物語』に転移していたのです。

 アニメ『滅びゆく物語』では

主人公の勇者「ルーク・ブレイブハート(CV:浦和希)」の親友である

「ユニオ(CV:釘宮理恵)」の死をきっかけに、鬱展開になっていきます。

それを食い止めるために、ナツ子は自分自身に眠っていた能力で、巨人を生み出すのです。

 放送を見るまで、お仕事作品と勘違いしていた視聴者も多く

「え、異世界転生ものだったの?」「アニメーターのお仕事アニメじゃないのか」

といった声があがっています。

 ちなみに第1話で、ナツ子が生み出した巨人はどことなく

『風の谷のナウシカ』の「巨神兵」を彷彿とさせるデザインでした。

またユニオが自爆するときの呪文が「バル…」と、『天空の城ラピュタ』の「バルス」に似ている部分も秀逸です。

2話以降も他作品のオマージュが含まれるのか、という部分も気になる作品です。

『全修。』は毎週日曜日23時45分より、テレビ東京ほかで放送されています。