現場は廃業続出&若手不足

 

コメ不足に伴う価格の高騰で消費者への影響が続いています。

 

また、コメの生産現場では倒産や廃業が急増しています。

 

 

 

 

 

片桐農園 

片桐光江さん 

 

「本日90袋入っているので、並んでいる人は十分購入できると思うが

これから来られるお客様にも渡りますようご協力お願いいたします」 

 

 北海道長沼町にあるコメ農家の直売所。

9日、朝早くから新米を求める行列ができていました。 

 

新米を買いに来た客 

 

「やっぱりコメは大事。コメがあれば品数少なくても人間満足する」 

 

「自宅にあるコメが少なくなってきたので、早めに手あてしようと」 

 

 開店から1時間。90袋あった新米はあっという間に売り切れました。 

 

 

 徐々にコメ不足は解消しつつありますが、全国各地で新米を求める動きは続いています。

 

 

 

■高齢者が廃業 新規参入の若手おらず…

 コメ農家が直面している問題は他にもあります。 

 

 農林水産省が開く意見交換会のメンバーにも選ばれている

コメ農家の山嵜哲志さんが指摘するのは…。

 

 

 

 

 

 

 

ファームフレッシュヤマザキ 

山嵜哲志さん 

 

 

「単純に高齢の人たちが今一番(農家を)辞められて

(田んぼが)そのままになっていくというのが問題」 

 耕作放棄地にならないよう、山嵜さんの会社では手放された水田を管理しているといいますが…。

 

 山嵜さん 「(離農の)ペースが早すぎて間に合わないくらいで

単純におコメを作る人の方が少ないのかなと思う」 

 

  

高齢者が廃業し新規参入する若手がいないため

このままでは将来、日本が深刻なコメ不足に陥る可能性があるといいます。

 

 

 山嵜さん 「人にまず来てもらわないといけない。農業の魅力をちゃんと発信していかないといけない」

 

「グッド!モーニング」2024年9月10日放送分より