うっすらと記憶の奥で、どさっとベッドに移動してもらった。

手術台から、移動ベッドへか。

 

起こされ、「ゆっくり呼吸してくださーい」

 

と言われる。口に管が入っているかと思っていたが、気がつくともうなかった。でも、左上唇が腫れていたので、そちら側から管が入っていたと思われる。

 

確かに手術の後だ、左側下腹が痛いネガティブ。棒を刺したような痛みを目覚めた時に感じたが、すぐにその痛みはぼやっと範囲が広がった気がした。

 

隣には執刀医の先生が。手術が順調に済んだのか気になったので、「今何時ですか」と聞くと「17:30です」と。あれ、手術って12:30−16:30かと思っていたので、「何か問題ありましたか?」妹、無事帰れたかな、道が混む前に、などと考えながら聞くと、「筋肉切っていません。脂肪だけ動かしました。脂肪が多くてねー」って。最後だけ余計です、先生!爆笑むかつき

 

どうやら、手術は13:30からだったらしく、手術時間は3時間半ぐらいで、バッチリ予定内だったようで。聞いていた時間12:30とは、手術室に入る時間だったようだ。その後、再び記憶がないので、寝てしまったのだろう。ふとん1

 

その日はそのまま、術後のICUで一晩過ごすことにふとん1。「痛かったら呼んでください」と、右手にコールボタンを持たされた。確かに動いて探せるような状態ではない。左手の甲から点滴を、左手首の動脈から鎮痛剤を入れていた。手首の動脈、どこか途中で血が漏れたみたいで、拭き漏れた血のあとが乾いていた。手首の動脈から点滴ラインをとるのは、痛いので、麻酔がかかってから、または、部分麻酔をかけてからとるらしい。確かに痛み止めが切れかかると、左手首が痛くなってくる。怖いのであまり見ないようにしていた。そもそも動けないので、前と上だけ見ていた。でもよく寝ていた。ひたすら寝ていた。ふとん1ふとん1ふとん1

 

数時間おきに、看護師さんが来て、その度に声をかけられる。無事を確認されている。「眠れました?」と聞かれる。病室よりは静かだったと伝える。実際、ICUの夜は静かだった。朝になると、日勤のスタッフの方が来る。ICUの周りもにぎやかに。

 

とにかく、入院前に、痛みは我慢せずに主張するよう職場の同僚からアドバイスを受けたので、痛い時は、遠慮せずに鎮痛剤をお願いした。左手首のラインも、病室に移動の時に外してもらえた。痛そうな管だったので、ちょっとホッとしたほっこり。その後の鎮痛剤は、点滴の管から一緒に入れるとのこと。病院によっては鎮痛剤を背中から・・・とブログで読んでいたので、これも病院で違うのだなと。

 

手術をしてくださった先生、関わって下さったスタッフのみなさん、まめに一晩中ケアをしてくださった看護師さん、ありがとう〜!