「日本人の2人に1人は生涯でがんになる」(厚生労働省)

 

と耳にしたことがあるものの、「自分に」「今年」見つかるなどとは思っていなかった。年齢的には50代なので、何があってもおかしくないのだろうが、手術が終わって自宅療養の今でも、手術の傷は痛むが、それでもなんだかまだふわふわと実感が湧かない。

 

夏にがんが見つかってから、不安に駆られてインターネットを検索しまくった。

 

腎細胞がんについての情報は、病院から冊子をいただいたので、基礎的な情報はすぐに入手できた。腎細胞がんとは何で、診断までの流れや検査、腎細胞がんの分類とステージ(病期分類)、治療や手術について。

(冊子「『腎細胞がん』と言われたら・・・」北大・篠原信雄教授監修、MSD)

 

だがしかし、それでもわからないことや気になることが次から次へと出てきて、ネットを検索した。かなりの時間。

 

ブログなどのがんサバイバーや入院・手術の体験記が、情報の隙間を埋め、入院の準備と、不安の解消と心構えを助けてもらった。SNSのこういう時代の良さをしみじみと実感。少しでも恩返しができればと思って、自分の体験を書くことにする。