(**コロナ禍のまだ来ない昨年の、実話です)

昨年、自宅でアートの制作をしている若い女性Bさんの展示会に行ったんですね。
素敵な作品にBさんとすっかり意気投合。
お昼ご飯も一緒にしたりしました。

そのBさんから突如 連絡があって
"私の本家の大叔父様が体調不良でそろそろ危ない。
で、もしもの葬儀が 急にあったら
連絡するから、その日には私(Bさん)宅に4日間ほど泊まって欲しい、
冷蔵庫とか風呂とか使って構わないから
飼っている子犬1匹の面倒をその4日間見て欲しい。"
っていう依頼があったんですね。

いやいやいや、フツーに無理でしょ。
Bさんとはまだ展示会と外食の2回しか 会ったことないし、
子犬ちゃんには一度も会ったことないです。
(*^^*)

で、
お断りするために取り敢えず訪問したら、

Bさん、喋るしゃべる。ず~っと、
自分の仕事の話、自分の展示会スケジュールの話、自分のデザインの話、それでいかに身体を壊したりするか、それと親戚達の話、子犬の話、
しゃべって止まらないんですね。

いや~困った困った。
Bさん宅は遠いし、泊まりがけだと私は会社に行かれなくなってしまう、と一言言いたいだけなのですが。(笑)


やっとBさんがお菓子をぱくっと口にした時に
『お断りするために今日は来たんですよ
(*^^*)』
と速攻言いました。

もちろん、Bさんはとても落胆されました。でも、こちらの理由は聞いてきません。すぐしゃべり始めました。
『私、一体どうしたらいいの?私の家は?私の子犬は?』

と、すぐに『私、私、』(*^^*)
もう、泣きべそをかいてるので
ちょっと相談してみました。

親戚は?と聞くと、大きな葬儀だし皆行くから無理。
ペットホテルは?と聞くと、それもダメ。と仰る。

では、『お友達は?』と尋ねてみたんです。

Bさん、とても困った顔して、ホントに悩んだ表情で
『あたし、友達いな~~い。』

私は友達がいないんです。
私は友達がいないんです。
私は友達がいないんです。
だからお願い、私の家に泊まってください。
私のスケジュール通りお願いします。


と言われましても(笑)


友達がいないのは、あたしのせいではない、友達のせいなのよ、という口振りなんですね。

さてさて、読んでいる皆さんはどう思いますか?

(**コロナ禍のまだ来ない昨年の、実話です)

(続く)