ネムリノソコ -40ページ目

ネムリノソコ

おたいらに

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最近、ボクの作品に対して「昭和っぽいですね」という感想をチラホラ聞くようになった。

レトロですね、レトロ。

アングラ、アングラ言われてましたが、レトロになりました。

洒落ですよ、洒落。本気の発言にとらないでくださいね、全体的に。

アングラからレトロに行き着いたのか、アングラがレトロなのか分かりませんけどね。

でも、そうなんです。心当たりはあります。
実はまだボクの書く脚本に携帯電話を出したことがありません。

まだ携帯の美しさも醜さも、最終的な(暫定的にも)スタンスが定まらないというか、なんか違和感があるのです。

めっちゃ使ってますけどね、携帯。
このブログも電車の中で携帯で打ってますし。
テクニック的に物語を『回す』のに便利なことは分かるんですけどね。

でも、もう携帯電話がないころ、どうやって待ち合わせをしてたかなんて思い出せないし、
稽古日程の調整なんか、どないしてたんやろう? 自分のことなのに思い出せません。

日常生活において、携帯のない世界はもはやワンダーランドだし、レトロですよ。レトロワールド。

そう言えば、『ダム部のアイちゃん』にも携帯は出てきませんが、お話は地球規模です。

地球規模。

たぶん僕は一生書きませんね、地球規模のお話。
演出のし甲斐もあるというものです。

でも本当はSFもやりたいのです。
アイデアだけは腐るほどあるのですが、筆力が追いつかない。
向いてないんですな、たぶん。

そう言えばアングラ言うたり、アングラ言われたりしてますが、
様式としてのアングラにはあんまり興味がなくて、やりたいこと・美しいと思うことをやったら、世間ではそれはアングラと呼ばれてた、ので宣伝的に作品世界を分かりやすく伝えるワードとしてアングラという言葉を使っているというのが実相に近いです。

世間的なカテゴリーはアングラで、自覚的なカテゴリーは満月動物園な訳です。
ただ「満月動物園っぽいお芝居やってます」で通じる程知名度もないので、「アングラっぽいお芝居やってます」の方がまだ通りがいいというだけのことです。
通りがいいと言っても、お芝居をよく観てる人か演劇関係者にしか通じませんね。

お芝居をまったく観たことがない人から「どんな劇やってるの?」と聞かれて立ち往生することは、ままあります。
誰か、そんな演劇とまったく縁のない方に満月動物園の舞台作品をうまく伝えられるワードを考えてくれませんかね? 芝居とも演劇とも言わず、「劇」と言う言葉で舞台を語る方に伝わる言葉。

とか、言いながら話はグルッと戻って、『様式としてのアングラ』なんてものが世の中に存在するのかは知りません。洒落です、洒落。


レトロでワンダーランドな満月動物園ですが、テーマはいつも『今』に立っています。
描きたいモノ、切り込みたいモノ、伝えたいモノは、いつも『今』です。
「今をどう生きるか」
「今をどう生きているのか」


いやー、洒落でなんとなく書き始めたら、オチはつかんわまとまらんわ。

まぁ、こんなとこで。


◆3月20日(土)19:00/21日(日)11:00 河上由佳一人芝居『ダム部のアイちゃん』 戒田竜治演出/片岡百萬両(ミジンコターボ)脚本 未知座小劇場
◆8月13日(金)~15日(日) 満月動物園第壱拾七夜 戒田竜治演出・脚本 会場:in→dependent theatre 1st
『カーニバル』終わりました。

ありがとうございましたm(_ _)m


都合、5度目の上演でした。

一言一句の改訂を加えずに再演を繰り返しているのは、この作品だけです。

いやあ、自分で書いた脚本ではあるのですが、奥が深い。

『もっと、色んな人(俳優さん)で観たい』とおっしゃってくださったお客さまがおられましたが、ボクも同じ気持ちです。

ひとつこんな作品があるというのも、また違うモチベーションを持てて楽しい限りです。


次は『ダム部のアイちゃん』です☆
こちらは打って変わって、他の人の脚本です。
まだまだ続く楽しみの日々よ!



◆3月20日(土)19:00/21日(日)11:00 河上由佳一人芝居『ダム部のアイちゃん』 戒田竜治演出/片岡百萬両(ミジンコターボ)脚本 未知座小劇場
◆8月13日(金)~15日(日) 満月動物園第壱拾七夜 戒田竜治演出・脚本 会場:in→dependent theatre 1st
今日ですカーニバル!

◆2月20日(土)19:00/21日(日)13:00 みず一人芝居『カーニバル』戒田竜治演出・脚本 会場:未知座小劇場
◆3月20日(土)19:00/21日(日)11:00 河上由佳一人芝居『ダム部のアイちゃん』 戒田竜治演出/片岡百萬両(ミジンコターボ)脚本 未知座小劇場
◆8月13日(金)~15日(日) 満月動物園第壱拾七夜 戒田竜治演出・脚本 会場:in→dependent theatre 1st
ひとつところに、じっとしていられず、立ったり座ったりウロウロする性分のことを「桃尻」という。

コロンコロン転がって、一カ所に座っていられない様を表現した、ということになるのだろう。

この表現が、郷里松山のものなのか、我が一族特有のものなのかは分からない。

ただ、実家で妹が「お父さんは桃尻やから」と言っているのを聞いたツマが、たいそう驚いたという話。

……お義父さん、お尻プリっとしてはるの?
……ていうか、なんでそんな話が突然?
……妹さんもあけぴろげにそんな話…。
……みんな、なんか納得してはるし、なんなんこのテンション?


めっちゃビックリしたそうな。



◆2月20日(土)19:00/21日(日)13:00 みず一人芝居『カーニバル』戒田竜治演出・脚本 会場:未知座小劇場
◆3月20日(土)19:00/21日(日)11:00 河上由佳一人芝居『ダム部のアイちゃん』 戒田竜治演出/片岡百萬両(ミジンコターボ)脚本 未知座小劇場
◆8月13日(金)~15日(日) 満月動物園第壱拾七夜 戒田竜治演出・脚本 会場:in→dependent theatre 1st
みず一人芝居『カーニバル』が来週に迫っている。

なかなかに手応えがあって楽しい。

『カーニバル』は、オットに許しを請うために「約束」をいっぱいつくるツマの話だ。

もう歯磨き粉をたっぷり使ったりしません…、もう…、もう…。

愛する伴侶のためにどこまで譲れるかというお話。

でも、どうしても譲れないこともありますよね。
例え『愛』がたっぷりあったとしても!

そのギリギリのハザマで悶々と「約束」をつくり続けるツマのお話。

上演40分弱。見応えありますよ☆

◆2月20日(土)19:00/21日(日)13:00 みず一人芝居『カーニバル』戒田竜治演出・脚本 会場:未知座小劇場
◆3月20日(土)19:00/21日(日)11:00 河上由佳一人芝居『ダム部のアイちゃん』 戒田竜治演出/片岡百萬両(ミジンコターボ)脚本 未知座小劇場
◆8月13日(金)~15日(日) 満月動物園第壱拾七夜 戒田竜治演出・脚本 会場:in→dependent theatre 1st