『ヒマワリ』のにおいに思うこと | ネムリノソコ

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おたいらに

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カバンを開けたら、ふわっと『ヒマワリ』のにおいがしました。

初めてのロングランでしたが、出来ることはたいがいやったなってのと、現場での作品の深化具合に、どうもいつもの『祭りのあと』感がうすい気がします。

ふわっと来た『ヒマワリ』のにおいに、寂寥感を覚えなかったことに、自分で不思議でした。

それも、皆さんの暖かい客席あればこそのこととも。

『ヒマワリ』の印象的な南国の大パネルなど、会場をそのままに使わせていただいたので、バラシのあとも『ヒマワリ』はそのままで、がらんどうに返っちゃう劇場とは、やっぱり違う感慨がありました。

今日もあそこで、おっちゃんやおばちゃんが歌ってるんだと思うと、生きた場所の生命力をお借りしてたなぁと。
なにもない処に命を吹き込むのとは、少し違うのだということが、手触りだけ少し残ります。

自分で言うとアホみたいですが、今もあそこに行けば絹子がいて不思議でない気がします。いやー。自分で言うとホンマにアホみたいですね。
こういうのは、お客さまに言っていただいてなんぼですね。

ま、しかし、偽らざるところでもあります。


◼︎満月動物園 第弐拾弐夜
『ツキカゲノモリ』
2014年12月26日(金)~28日(日)
シアトリカル應典院

★特設サイト
http://www.fmz1999.com/22th/
※先行予約受付中!