訃報をもらった | ネムリノソコ

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おたいらに

昨日(もう一昨日)、前の前に勤めていた会社で縁のあった方の訃報がファックスで届いていた。
誰が送ってくれたのかも分からない訃報。

海外展開を企画されていた方で、市場開拓のために、ボクが技術スタッフ役として上海に1週間ずつ2回、都合2週間行った。
向こうにマンションを構えてはって、2週間一緒に暮らした。

現地の方が行く(観光客向けでない)火鍋屋さんに連れて行ってくれて、めちゃくちゃおいしかった。
羊のお肉をあれだけ食べまくったのはあのときだけ。
氷豆腐がおいしくてこれも食べまくった。(日本にはない)
まだ日本で流行り出す前。『上海で最近流行り出した』って言ってた気がする。
上海の火鍋また食べたいなぁ。

北京ダックのお店にも連れて行ってくれて、満腹になった。

帰りの飛行機が、整備不良で出発が3時間遅れになったりもした。
しかも滑走路まで出て離陸直前に引き返しやがった。
3時間飛行機で缶詰め。

あの時、知り合った日本人だけど現地人化してたヤクザなオッサン2人は元気だろうか。
オッサンたちはちょっとビックリするぐらいまっとうな大手商社の元社員だったけど、ヤクザこの上なくて(この場合の『ヤクザ』は『ボンクラ』に近い。犯罪の匂いがする、とかではない)『大陸の風』とは恐ろしいものだと思ったことよ。
確かにあんなに普通に地平線見て暮らしてたら、人生観変わるわ。

実のところ、この2週間しか、この方と濃密に関わったことはなかったと思う。
元劇団四季の俳優さんで演出家としても活動されてて、ちょこちょこ後で思い返す話も聞かせてもらった。

まだ亡くなるような歳じゃなかったのに。

生田さん。生田智章さん。関わったのはほんのちょっとでしたし、長くお会いすることもありませんでしたが、やっぱりありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。

訃報をファックスしてくださった方、ありがとうございました。